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子ども1人大学に4年間を通うなら、仕送り込みで1,000万円の出費
大学入学共通テストまで約1ヵ月。受験生をもつ親であれば、より落ち着かない時期ではないでしょうか。また受験生でない親でも将来を想像して、あれこれ考えてこんでしまうかもしれません。
――自分の給与で子どもを大学に通わせられるだろうか……
日本政策金融公庫『教育負担の実態調査』(2020年3月発表)によると、四大入学のためには、まず入学費用として80万円程度の費用が必要になります。
【大学「入学」費用】
短大 63.3万円
(私立短大 66.9万円)
大学 82.8万円
(国立大学 71.4万円、私立大学文系 86.6万円、私立大学理系84.5万円)
出所:日本政策金融公庫『教育負担の実態調査』(2020年3月発表)より
※入学費用=受験費用+学校納付金+入学しなかった学校への納付金
また在学中は平均、年150万円ほどの学費がかかります。
【大学「在学」費用】
短大 138.1万円
(私立短大 147.8万円)
大学 151.9万円
(国立大学 107.0万円、私立大学文系 157.6万円、私立大学理系184.3万円)
出所:日本政策金融公庫『教育負担の実態調査』(2020年3月発表)より
さらに自宅から通うことができないのであれば、下宿をすることになりますが、そのために、まず1人暮らしを始めるための費用として、平均40万円ほど。そして月8.5万円、年間100万円ほどの仕送りを行っています。
【自宅外通学を始めるための費用】
■平均 39.1万円
25万円未満 34.8%
25万~50万円未満 29.6%
50万~75万円未満 25.4%
75万~100万円未満 2.2%
100万円以上 8.0%
【自宅外通学者への年間仕送り額】
■平均102.3万円(月額8.5万円)
0万円 7.9%
0万~50万円 14.1%
50万~100万円未満 32.0%
100万~150万円未満 29.5%
150万~200万円未満 10.3%
200万円以上 6.2%
出所:日本政策金融公庫『教育負担の実態調査』(2020年3月発表)より
このようにみていくと、自宅外から通学する場合、国立大学の場合、4年間で約900万円、私立文系で約1,150万円、私立理系で約1,200万円の出費を見込んでいく必要があることになります。