チケット代を決める際は「特定のターゲット」を想定
スポンサー料と併せてもう一つ、値を定めておかねばならない大きな収入源が、チケット代です。チケット代を決める際には、赤字にならないよう、経費の総額から価格を算出したくなるものですが、それのみで判断してはいけません。
スポンサー料と同様に、チケット代に関しても、参加者がその額を支払おうと思えるような魅力があるかよく考えたうえで、設定する必要があります。
まずは参考として、過去に行われたイベントのチケット代を調べるところから始めます。たとえ内容が同じではなくとも、規模とターゲットが一致しているなら、必然的にチケット代は似通ってくるものです。
また、あらゆるチケットを同一価格にするよりも、ペアチケットやシルバーシート、プレミアムシートといったような区分を細かく設けていったほうが、特定のターゲットにより戦略的にチケットを販売でき、利益につながります。
土岐 龍馬
株式会社トキ・テック
代表取締役社長