全国学力・学習状況調査とは、文部科学省が日本全国の小学6年生と中学3年生を対象に、学力・学習状況の調査を目的として行う学力調査です。結果を見ていきましょう。
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『令和3年度全国学力・学習状況調査』の生活習慣に関するアンケート結果と成績の関係
『令和3年度全国学力・学習状況調査』ではアンケートを取っています。
「学校の授業時間以外に、1日当たりどれくらいの時間、勉強をしますか(学習塾で勉強している時間や家庭教師の先生に教わっている時間、インターネットを活用して学ぶ時間も含む)」などの勉強時間への質問から、「朝食をたべますか」や「新聞を読んでいますか」などの生活習慣への質問まで、さまざまな項目があります。
中学生の国語の正答率とアンケート調査の関係
国語においては、平日の勉強時間が長くなるほど平均正答率が高くなる傾向があり、1日3時間以上勉強する生徒と全くしない生徒との間では、16.2%の差が生じました。
反対に、平日のゲーム時間が長くなるほど平均正答率が低くなる傾向があり、1日4時間以上する生徒とそうでない生徒の間には、15%の差が生じています。
数学の正答率とアンケート調査の結果
数学においては、学校が休みの日の勉強時間が長くなるほど平均正答率が高くなる傾向があり、1日4時間以上勉強する生徒と全くしない生徒との間では、23%の差が生じました。
反対に、平日のゲーム時間が長くなるほど平均正答率が低くなる傾向があり、1日4時間以上する生徒とそうでない生徒の間には、18.8%の差が生じています。
子どもひとりひとり個性があり、成績が伸びる要因もさまざま。学校の先生や通っている塾の先生と相談しながら、個性に合わせた勉強計画を立てることが重要です。