日々発表される統計や調査の結果を読み解けば、経済、健康、教育など、さまざまな一面がみえてきます。今回は10月から値上げとなる「電気料金」「ガス料金」について見ていきましょう。
家計直撃「電気・ガス料金」値上げ…最も影響の大きな都道府県

電気料金・ガス料金の「セット割」が割高になることも

電気料金では最大6,512円、ガス料金では最大2,783円の差があります。1年にすると、単純計算、電気料金では8万円弱、ガス料金では3万円強の差となります。地域の事情もあるので一概にいうことはできませんが、家計にしたら大きな差です。そしてそれぞれ上位に来る地域ほど、値上げの影響は大きいということです。

 

少しでも電気料金、ガス料金の支出を減らそうと、工夫をしている家庭も多いでしょうが、 2016年4月1日に電気の小売業への参入が全面自由化、さらに2017年4月1日には都市ガスの小売業への参入も全面自由化され、消費者は電気会社もガス会社も自由に選べる時代に。

 

また電気とガスの自由化によって、電気とガスをひとつの事業者にまとめて払うと安くなる「セット割」がいまや当たり前になり、光熱費の節約にひと役買っています。

 

まだ検討さえもしたことのない人から聞こえてくるのは「安全性に問題はないのか」ということ。

 

――電気会社からガスを買うなんて

――ガス会社から電気を買って、もしものときはどうなる?

 

そう思うのは当然かもしれません。ただ自由化されたのは小売り部門。電気であれば、どこから買おうと、各地域の電力送電会社から電気が送られてきますし、ガスに関してトラブルがあれば導管を管理している地域のガス会社が対応します。品質や安全性に支障はありません。

 

それであれば安心と、即、電気会社、ガス会社を変えるのは早計。家族構成や生活スタイルなどにより、必ずしも、電気とガスをセットで契約すると安くなるとは限りません。セット契約にすることで、単体で契約するよりも高くなることもあるのです。自身の場合のシミュレーションを必ずしてもらい、メリットがあるかどうか、確認することが重要です。