本記事では、筑波こどものこころクリニック院長・小児科医、鈴木直光氏の著書『新訂版 発達障がいに困っている人びと』より一部を抜粋・再編集し、患者が急増している「ADHD」の簡単なチェック方法を紹介します。
(※画像はイメージです/PIXTA)
パーティションの導入など各自治体で工夫を
避難所の工夫も必要です。パーティションで隣が見えないようにし、順番を待たなくてもいいように配布方式にする等、マニュアル化して各自治体で周知徹底すれば、発達障がいの子たちもその親御さんも安心して避難できるのではないでしょうか。
一日も早くすべての発達障がいの子どもたちが普通に学校へ行き、普通に進学し、普通に就職し、普通に避難し、普通に医療を受けられる日が来ることを祈っています。
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鈴木 直光
筑波こどものこころクリニック院長・小児科医
小児神経学会認定医博士(医学)
1959年、東京都生まれ。小学1年〜3年まで米国ハワイ州ホノルルの現地校へ通い、中学・高校は東京の私立暁星学園で学ぶ。 1985年、秋田大学医学部卒。在学中YMCAキャンプリーダーで初めて自閉症児に出会う。同年東京医科歯科大学小児科入局。 1987〜88年、瀬川小児神経学クリニックで自閉症と神経学を学び、栃木県県南健康福祉センターの発達相談で数々の発達障がい児と出会う。 いばらき発達障害研究会世話人。東京都専門機能強化型児童養護施設事業非常勤医師。 2011年、茨城県つくば市に筑波こどものこころクリニック開院。院長。