マンハッタン「イーストヴィレッジ」の最新不動産事情 

前回は、マンハッタン「フラットアイアン地区(フラットアイアンディストリクト)」について取り上げました。今回は、 マンハッタン「イーストヴィレッジ」の最新不動産事情を見ていきます。

アーティストや学生に人気で、若く活気のあるエリア

今回はマンハッタンにあるイーストヴィレッジ(East Village)をご紹介します。

 

 

マンハッタン南西部、グリニッチヴィレッジ(Greenwich Village)の東からイーストリバーに至る、ハウストン・ストリートから14丁目の間の地域がイーストヴィレッジと呼ばれています。

 

様々な文化が入り交じり、アーティストや学生に人気で若く活気のあるエリアです。個性的なカフェやバー、アンティーク家具や古着屋などが立ち並び、一人芝居やダンス、ミュージカルなど様々なジャンルの作品が上演されるオフ・ブロードウェイショーの劇場もあります。

 

イーストヴィレッジ一帯は、元々は農園でしたが、土地が売りに出されて住宅地に転換され移民が大量に押し寄せました。19世紀から20世紀にかけては、アイルランド系やポーランド系の移民労働者の街となっていきました。20世紀後半になると周辺地域の家賃が高騰し、若い学生や芸術家、音楽家などが住み着くようになり、今では若者の街やアーティストの街として人々に認識されるようになりました。

 

また1980年代のバブル期には、駐在員に加えて多くの留学生が日本からニューヨークに押し寄せ、ニューヨーク大学にも通い易いイーストヴィレッジ内には、日系のスーパーや居酒屋、ラーメン屋がオープンし、リトル東京と呼ばれるエリアができました。通りを歩くと、以前からあるローカルなお店に加えて一風堂や牛角、いきなりステーキなど日本でも有名なお店も軒を連ね、チャイナタウンに負けない観光スポットとなっています。

イーストヴィレッジの不動産価格も年々上昇傾向に

イーストヴィレッジの最寄駅アスタープレイス(Astor Place)という地下鉄の駅周辺には、バーやレストランが集中しており、学生や若いビジネスパーソンで賑わっています。中には禁酒法時代に造られ、外観だけではバーだとわからないようなお店もあり、観光だけではなかなか感じられないニューヨークのローカルな部分を体感できます。

 

アスタープレイスから1番街を越えて更に東側に向かうと、Avenue AからDまで通りの名前がアルファベットで示された、「アルファベットシティ」というエリアがあります。20年前は危険な地域とされていましたが、現在はトレンディなエリアに様変わりしており、おしゃれなお店や隠れ家のような雰囲気を持った住宅が建ち並んでいます。

 

この地域も、マンハッタン内の他の地域同様に不動産価格が年々上昇傾向にあります。2012年のコンドミニアムの中間値はスタジオタイプで約59万5000ドル、1ベッドルームタイプで約80万5000ドルでしたが、近年の新築賃貸ビルやコンドミニアム建設プロジェクトの影響もあり、2016年にはそれぞれ約70万ドルと約119万7750ドルとなっています。

 

デザイン性が高い内装の「Steiner East Village」

昨年から販売が開始され、今年完成予定の「Steiner East Village」は全82戸のうち現在は9戸が販売中で、1ベッドルームが139万5000ドルから市場に出ています。

 

高級ホテルやレストランのインテリアデザインを手がけるオーストラリアのデザイナー、Paris Forino氏の手により、天井の高い空間やヨーロピアンホワイトオークを使用したフローリング、大理石でできたカウンタートップキッチンなど、洗練されたデザイン性の高い内装となっております。ラウンジや中庭、室内プール等の内装もParis Forino氏のデザインによるもので、建物の内側からもアーティストの街を感じることができるでしょう。

 

このように、イーストヴィレッジは芸術的で若者の活気に溢れ、ニューヨークの人々のエネルギーを実感できる場所です。

 

Steiner East Village

希望価格:139万5000ドル

間取り 1ベッドルーム、1バスルーム

面積:666sqft / 61.87m2

向き:東

管理費:691ドル

固定資産税:936ドル

想定家賃:3950ドル

利回り:2.00%

 

文中で登場した物件に関するお問い合わせは執筆者まで
ekawakami@redacinc.com

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Relo Redac, Inc.  住宅部門バイスプレジデント

リダック住宅部門責任者。ニューヨーク州、コネチカット州、ニュージャージー州、マサチューセッツ州の不動産取引責任者(Broker)ライセンス保持者。
ニューヨーク不動産協会会員。米国不動産歴28年。兵庫県生まれ。1988年よりマンハッタンを中心に数多くの賃貸、売買、投資を手がける。2005年より住宅部統括責任者として日米で数々のセミナーを開催。
世界の投資家が集まるニューヨークで、ブラックマンデー、9.11、リーマンショックなど、自らが体験した28年間に及ぶニューヨーク不動産市場を元に ニューヨーク不動産の強み、落とし穴、日米の商習慣の違いなどわかりやすく解説する。

著者紹介

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