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連載償却メリットでも注目!「ニュージーランド不動産」の最新事情【第50回】

ニュージーランドで盛んな「土地分割」を利用した投資法

ニュージーランド不動産土地分割ランドバンク

ニュージーランドで盛んな「土地分割」を利用した投資法

現在、ニュージーランドで盛んに行われているのが、「土地分割」を利用した不動産投資です。今回は、具体的にどのような手順で投資を進めていくのかを見ていきます。

既存の住宅地・商業地域を分割することで利益を狙う

前回、深刻な住宅不足に対するニュージーランド政府の取り組みを紹介しましたが、今回は、具体的にどのように土地活用をしているのか見ていきましょう。

 

オークランドの西方面のGlen Edenといいう地区に、土地分割が可能な物件の販売がありました。

 

このGlen Edenという街は、現在商業施設の開発が進んでおり、また市内中心へのアクセスがよく利便性に優れているため、不動産価格が上昇しています。価格帯もお手ごろ感があるということで、多くの人々に注目されています。

 

この商業地域にある物件、土地のサイズは1012㎡あり、現在は1LDKと2LDKの2戸の家屋が建っています。また賃貸運営をしており、週600NZドルの収入を得ています。

 

 

 

売却希望価格は120万NZドル。仮に110万NZドルで購入できたとして、土地だけ購入するのではなく、少しでも収入を得ながらの土地活用が可能となります。

 

連載第48回で、土地の買い占め投資法「ランドバンク」の説明しましたが、この土地ならば、5年寝かせてもキャピタルゲインは毎年10%上がることが期待できますし、かつユニタリープランの決定がされると、商業施設だけでなく、タウンハウス、アパートメントといった集合住宅の建設も可能になります。

 

最低でもタウンハウスを5軒は建設できますし、6階建てのアパートメントが建築できれば、30戸~50戸単位で住宅が増えていきます。これが、既存の住宅地・商業地域を活用した土地分割による開発なのです。

開発が進み、街として生まれ変わる「牧草地」

オークランド市内中心から西へ40分間車で走ると、以前は牧草地であった場所が宅地造成され、高速道路も開通し、ショッピングセンターも増築され、新しい街として生まれ変わっていました。

 

 

現在は海に面した半島を宅地造成しており、400㎡足らずの土地が、68万NZドル相当で販売されています。新築物件の販売価格は、130万〜150万NZドル単位の相場となっています。

 

100万NZドル以上出せない、オークランド市内中心から遠いと思う方は、町中心の中古住宅を購入して、改装後住むことが多いようです。

 

この新たな街は、道が広く、ショッピングセンターもある活気ある街として注目されています。近隣にワイナリーやオーガニックレストランもあるので、田舎暮らしを味わいながらも、近代的住宅に住むことが可能だと、30代、40代の世代から熟年世代に好評です。

 

[図表]新たな街の宅地造成計画

アレンジの自由度が高いニュージーランドの新築物件

今流行りの「新築物件デザイン」を見ていきましょう。現在は、外壁はブリック、ウェザーボード、クリーム色や薄いグリーン色を基調にした色合いが流行しています。

 

 

主婦は、キッチン、バスルームがどれだけ素敵なデザインかで家選びをするようですが、機能性も大事であるため、新型電化製品の設置も欠かせません。

 

 

また、基本的にニュージーランド人はアウトドア派ですので、夏も冬もバーベキューができるデッキ作りも大事なチェックポイントとなります。ピンポイントとなる照明もLEDライトにし、バスルームはジャグジー付きにすることで高級感をアピールしています。

 

 

カーテンやブラインドの色合いは個人の好みがありますから、開発する方は予算節約を兼ねて、わざとカーテンを設置しません。買い手が好きなカーテンを設置できるようにすることで、万人の好みに合わせられるようにしているのです。

 

最後となりますが、ニュージーランドの住宅不足に貢献し、かつ土地開発を実行する場合、どのような開発が可能となるのでしょうか。

 

実例としては、

 

①土地を購入し、新築物件を建設。

 

②土地二分割、または三分割できる家屋を購入し、既存の家を改装が可能。新築物件の建設をしたい場合は、同じサイズの土地に1戸ではなく、2~3戸建設することができる。

 

③商業用施設や、タウンハウスかアパートメントの集合住宅の開発。

 

大規模と思われるかもしれませんが、オークランドでは、素人の方でも小規模開発にチャレンジし、富を築いています。良き建築業者、良いタイミングを確保できれば、道は開けるのです。

一色 良子

Goo Property NZ Ltd. 代表取締役社長

1982年、大阪女学院短期大学英語科卒業。カリフォルニア大学デイビス校留学。帰国後、旅行会社のツアーコンダクターに従事。1987年、ニュージーランドツアーの添乗を機に、移住希望を持つ。

1995年1月の阪神・淡路大震災を経験し、1996年に移住を実現。 自己の居住用物件さえあれば、落ち着いて生活ができると感じ、ワンルームマンション購入を実行。その経験を生かし、不動産業界に参入。当時インターネット環境が整いつつある中、日本語ウェブサイトを開設し、留学・観光・不動産投資についてのコンサルティングを始める。

現在、ニュージーランドの大手不動産売買仲介会社であるHarcourts New Lynn(ハーコウツ・ニューリン)支店にてセールスコンサルタントとして活動しながら、日本人のための投資コンサルタント会社Goo Property NZの代表としても活躍中。

著者紹介

連載償却メリットでも注目!「ニュージーランド不動産」の最新事情

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