ニュージーランドで「中古物件」が人気を集める理由

物件価格がロケットのように上昇しているニュージーランドでは、金銭的負担を抑えられる「中古物件」が今人気を集めています。今回は、中古物件の活用事例を見ていきましょう。

使える設備等はフル活用し、改装費用を節約

前回、ニュージーランドの不動産価格はロケットのように上昇中と説明しましたが、それは国際都市オークランドだけではなく、すぐ南に位置するワイカト地方、海沿いの都市タウランガも同様です。

 

オークランドでは、新築物件の価格は、地域に関わらず100万NZドルを超えるものがほとんどです。

 

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そんな中、ますます中古物件への注目度は高くなっています。築20〜30年は平均的な築年数ですし、たとえ築50〜60年でも住みたいと購入する方は多いようです。

 

 

 

レトロなキッチン、バスルームは懐かしさがありますが、水と湯が別々の蛇口であったりと、冬は非常に使いにくい構造となっています。蛇口や湯沸し器、暖房器具のみ近代的な設備に替える方もいますが、やはりキッチン、バスルーム、床を丸ごと交換して、新築同様に暮らすのが最も快適でしょう。

 

上手に暮らす方は、中古物件を購入して、全体の家の枠や水道線などを保持し、部品や設備を一新します。元々の基礎を使うことによって、建築費の節約が可能となるのです。

中古物件の改装は苦労も多いが・・・

さて今回は、家の基礎と枠だけを利用し、内装を大改装した築37年の木造住宅物件を紹介したいと思います。4つのベットルーム、リビング、ダイニング、ガレージの部分に部屋が1つという構造となっています。

 

 

元々この家には、ガレージと部屋の間にスパ設備がありました。まるで古い五右衛門風呂のような出で立ちです。

 

 

その隣にはバーが設置されています。1980年代の物件ですから、豪華な設備を持っていると言えます。

 

 

ここテアロハは、オークランドから南へ90分程度の田舎街ではありますが、温泉が出る地域です。そのため改装業者の方に内部見学に行ってもらったところ、すかさず「温泉のある家です。お薦めです!」と言われ、筆者自身、日本の方にはぴったりのお家だと喜んだものでした。

 

ところが、筆者自身で見学に行くと湯沸し器を発見。残念ながら温泉で沸いているスパではないことが分かりました。建築記録を確認すると、このスパの認可がないことも判明。

 

近代的なスパを設置するほど豪華な作りにしたところで、賃貸費用はそう多くは取れません。レトロなバーも残したい気はしましたが、やはり古すぎたため、結果的にこのガレージ部分のスパを壊すことになりました。

 

コンクリートが固いため、壊すにもスパを設置するのと変わらない費用がかかると言われびっくりしましたが、認可が下りていない設備があると売買に影響しますので、無念ですが壊す方を選択しました。

 

ここでさらに問題が。改装内容を決め工事を進めようとした矢先、電気が通じていないことが発覚したのです。早速電気会社に開設依頼をしたところ、半年以上開通していないので現場検査がいる、検査したら一部線を交換しないといけないと言われ、数日待たされる羽目になりました。

 

数日後、電気会社より電話がありました。3人いる技術者が全員風邪で寝込んだので、仕事量がさばけない、もう3日待ってくれという要望・・・田舎なので、人手がないのです。

 

建築日程を大きく変更せざるを得ない事態となりましたが、解体業者は電気なしでも作業できると言ってくれました。寒い中、お茶も沸かせない状況で3日間作業を進めてくれ、大変助かりました。

 

 

 

 

どんどん内装がはがされ、改装されていく姿は圧巻です。70年代、80年代のレトロな雰囲気から、近代的な設備に変わる瞬間は何とも言えない心地良さがあります。そして、今近代的だと思っている設備が次の世代にはどうなっているのか・・・時代はどんどん変化していくことでしょう。

 

先日も、筆者はペンキの色や、キッチン設備のメーカーなどについて打ち合わせをしていました。これがマイホームだともっと悩むのだと思いますが、投資物件の改装工事では予算が決まっているため、希望通りに進めると予算が跳ね上がります。

 

しかし、日本人の大工さんは要領を得ているため、掘り出しものの機材をうまく仕入れ、色合いをマッチさせ、住む人と家主のために知恵を絞ってくれています。

 

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まだ、工事途中ですので出来上がりをお見せできませんが、また別の機会に、完成内容を報告したいと思います。

Goo Property NZ Ltd. 代表取締役社長

1982年、大阪女学院短期大学英語科卒業。カリフォルニア大学デイビス校留学。帰国後、旅行会社のツアーコンダクターに従事。1987年、ニュージーランドツアーの添乗を機に、移住希望を持つ。

1995年1月の阪神・淡路大震災を経験し、1996年に移住を実現。 自己の居住用物件さえあれば、落ち着いて生活ができると感じ、ワンルームマンション購入を実行。その経験を生かし、不動産業界に参入。当時インターネット環境が整いつつある中、日本語ウェブサイトを開設し、留学・観光・不動産投資についてのコンサルティングを始める。

現在、ニュージーランドの大手不動産売買仲介会社であるHarcourts New Lynn(ハーコウツ・ニューリン)支店にてセールスコンサルタントとして活動しながら、日本人のための投資コンサルタント会社Goo Property NZの代表としても活躍中。

著者紹介

連載償却メリットでも注目!「ニュージーランド不動産」の最新事情

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資産分散と償却メリットを狙った「ニュージーランド不動産」活用法

~現地専門家が伝えるNZ中古不動産市場の最新事情と日本人としての投資法

講師 伊藤哲次氏
日時 2017年06月24日(土)
内容

・ニュージーランド経済と投資環境の最新事情

・NZ中古不動産市場の現状と展望

・NZ不動産取引の仕組みと日本との違い

・購入までのスケジュール、諸費用等について

・築古、建物比率の高い案件を中心に物件情報も公開

会場 幻冬舎本社ビル内 セミナー会場

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