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連載償却メリットでも注目!「ニュージーランド不動産」の最新事情【第48回】

NZで注目される土地の買占め投資法「ランドバンク」とは?

ニュージーランド不動産ランドバンク

NZで注目される土地の買占め投資法「ランドバンク」とは?

近年オークランドでは、土地を買い占める投資手法「ランドバンク」が注目されています。土地を買い占めることによってどのようなメリットがあるのか、オークランドの現状と共に説明します。

広い土地に複数の家を建てるための「買占め」が流行

オークランド内、北方面のAlbany(アルバニー)、西方面のHobsonville(ホブソンビル)東方面のFlatBush(フラットブッシュ)などの地域では、1ヘクタールもの畑や酪農の放牧地に家が1戸建つだけ・・・といった土地がまだまだたくさんあります。

 

しかし近年は、国が奨励する宅地造成のプランに値する土地を買占め、認可が下りるまで所有する開発会社や個人開発者が増えてきました。

 

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少し前までは、誰も手を出さない二束三文の土地だったため、忙しい都会から離れ、牧草地に家を建て、スローライフを楽しむ家族が多くいました。

 

ところが3年前ごろから、その土地が「複数の家」を建てられる地域になるということから、開発投資家が目をつけ、土地を買い占める動きが続いています。このような投資方法を「ランドバンク」と称します。投資家は、所有する土地の価値が上がるまで待ち続け、宅地造成できる認可を待っているのです。

 

一方、市役所は一戸建ての建設を奨励しているため、市の計画どおりに宅地造成ができない課題を抱えてはいますが、やはり土地の所有者は強いようです。所有者は、現在1戸の土地に20戸、30戸と建てることを期待しており、5年~10年単位で土地を寝かせ続けている現状があります。

「ランドバンク」によって姿を消す古い集落

アルバニー地区にある住宅地。この地域は普通の一般住宅地ではありますが、一戸の土地の広さは、1500~3000㎡にもなる家が複数建ち並んでいます。

 

とある家主が、隣の家の住人に土地の一部を売ってほしいと申し出ていました。自分たちの所有する土地と合わせれば、物件の価値が上がるという利点を持っていたためです。しかし、どうしても隣の家の家主は土地を売りません。何度も足を運び、手紙も書き、交渉しましたが門前払いです。

 

そのような過去の流れがあったのですが、先日久しぶりに例の物件の前を通ると、既に家は壊され、宅地造成のための土地開発が開始されていました!

 

平らな土地を見て、あの争っていた家主達はどこへ行ったのだろう? あれだけ土地を売らないと言っていた家主は土地家屋を手放し、隣の家の家主は、土地の価値が上がり幸せに出て行ったのか? と思いを巡らせながら、筆者は思わず土地の写真を撮ったのでした。

 

また一つ、古い集落が解体されて、土地開発が進み、新興住宅地になっていくさまを目撃しました。

 

開発が進み、どんどん豊かになっていく「アルバニー」

第11回にて、アパートメント建設ラッシュの話をしましたが、今回は、オークランド中心より北へ20分ほど走った街、新興住宅地アルバニーの近況を紹介します。

 

1990年後半から開発が始まったアルバニーでは、見る見るうちに一般住居が建ち始め、4LDKの豪華一戸建てやタウンハウスと称する長屋の集合住宅が建ち並び、街は大いに栄えていきました。

 

大型商業施設や大学、高校なども揃っているため、オークランド市内中心に行かずとも、十分生活、仕事ができます。また、アジア系の移民が多く住んでいるため食事にも困りませんし、利便性もとても良い場所です。牧草地の緑が広がる場所が少しずつ減り、住宅の景色が広がっているのです。

 

そんななか、今度は5~6階建てのアパートメント建設ラッシュが始まっています。

 

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ちょうど1年前、プラン売りで販売され半分以上売れた物件のショールームを訪問した際は、基礎工事が始まり、そろそろ建物も建設開始かという状況でしたが、つい最近訪問した際には、すでに物件はほとんど完売状態となっていました。残数も少なく建物の大枠も完成し、今年後半にかけて内装工事へと進んでいます。

 

下記写真にある物件は170戸のアパートメントですが、すでに100戸はプラン売りで売却済み。たった1ヶ月程度でこの勢いです。

 

 

アルバニーは開発ラッシュが続き、この20年で大きく景色が変わりましたが、これから10年、20年とまだまだ変化していくことでしょう。今後がますます楽しみです。

一色 良子

Goo Property NZ Ltd. 代表取締役社長

1982年、大阪女学院短期大学英語科卒業。カリフォルニア大学デイビス校留学。帰国後、旅行会社のツアーコンダクターに従事。1987年、ニュージーランドツアーの添乗を機に、移住希望を持つ。

1995年1月の阪神・淡路大震災を経験し、1996年に移住を実現。 自己の居住用物件さえあれば、落ち着いて生活ができると感じ、ワンルームマンション購入を実行。その経験を生かし、不動産業界に参入。当時インターネット環境が整いつつある中、日本語ウェブサイトを開設し、留学・観光・不動産投資についてのコンサルティングを始める。

現在、ニュージーランドの大手不動産売買仲介会社であるHarcourts New Lynn(ハーコウツ・ニューリン)支店にてセールスコンサルタントとして活動しながら、日本人のための投資コンサルタント会社Goo Property NZの代表としても活躍中。

著者紹介

連載償却メリットでも注目!「ニュージーランド不動産」の最新事情

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