なぜ「金」と「銀」を現物で保有しておくべきなのか?

世界の金融は「ドル」が基盤です。本連載は、ロサンゼルス在住の元バンカーである金井規雄氏の新刊で、2015年10月に刊行された『ドル資産を持て!』(週刊住宅新聞社)の中から一部を抜粋し、ドル資産の具体的な築き方などをご紹介します。

金(ゴールド)の所有は最悪の状況に備えるための保険

今回は、お金の元になっている金(ゴールド)を現物で所有することの重要性について説明します。

 

このゴールドを所有・保有することは、値上がりなどを目論む投資・投機対象ということではなく、経済・金融状況がとんでもない状況になった時に、備える資産であるということです。

 

つまり、最悪の場合の保険のようなものです。したがいまして、一般のお金が使えない状況(ハイパーインフレなど)において、唯一価値あるもの、使用できるものとしてゴールド(および銀)を保有しておくべきと思います。

細かい買い物をするために「銀」もある程度備えておく

では、どのくらい保有しておくべきかといいますと、現在の生活を3ヶ月〜6ヶ月維持できる費用程度、理想は1年分ですが、その金額と同等の金・銀を保有すればよいと思います。

 

仮にそれが300万円だとしますと、すべてを金で保有するよりも、ある程度銀も組み合わせるのがよいと思います。理由は、万一の時、日常必要なお米や塩などの食料品や日用品を買う場合、金の延べ棒ではあまりにも価値があり過ぎてアンバランスなためです。

 

たとえばコンビニエンスストアで必要食料品や日用品を購入する場合、3000円、5000円、1万円ぐらいで足りるとしますと、現在それと同等の金貨や銀貨を1ヶ月分から3ヶ月分保有しておくことが望ましいと思います。

 

あとは、5万円、10万円、50万円、100万円分の金の延べ棒を保有しておけば、中・大規模の買い物に備えられるということになります。

 

ここで大事なことは、金・銀を現物で所有することです。

 

具体的に金・銀を購入する方法は、海外に出られた時に100万円未満、できれば50万円から80万円程度までの予算で、現物のコインや延べ棒を購入するのがベストです。とくに香港、シンガポール、タイ、アメリカなどであれば購入できます。

投資は、自己責任で行うものです。
本書の情報をもとにした投資行動により、仮に損失や遺失利益が生じたとしても、著者、発行人、発行所はいかなる責任も負いません。
投資決定はあくまでご自分の判断でなさるようお願い致します。

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連載世界最強の通貨「ドル」による資産形成術

立命館大学経済学部卒、カリフォルニア大学院統計学修士号。
三菱東京UFJ銀行(為替資金部資金課および企業融資担当)入行ロスアンジェルス支店勤務後、Bank of the West日本企業部を経て、2004年コスモ・インベスメント(不動産仲介・コンサルティング)を設立、現在に至る。
カリフォルニア州不動産仲介ライセンス、カリフォルニア州保険ライセンス保有。米国での仲介実績多数。
現地銀行、会計士、弁護士、保険業者、管理会社などとの幅広いネットワークを持つ。
著書に「安全!確実!アメリカ不動産投資のすべて」(週刊住宅新聞社)がある。

著者紹介

ドル資産を持て!

ドル資産を持て!

金井 規雄

週刊住宅新聞社

海外との係わりが増えている日本では、今後も経済を中心に海外との取引・結びつきがますます増えていくことは明らかです。また、世界のビジネス取引においては、決済通貨はドルがほとんどですので、ドルの重要性・必要性はどん…

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