今回は、クルーズ船の「客室」を選ぶ際にチェックすべきポイントを紹介します。※本連載は、外国客船「オーシャニアクルーズ」の乗船コーディネーターである喜多川リュウ氏の著書、『極上のクルーズ手帖』(クルーズトラベラーカンパニー)の中から一部を抜粋し、クルーズ旅行の予約から、下船までの基礎知識を紹介します。

船体のどの位置にあるかによって、客室料金は変わる

客室選びの際には位置だけでなく、その客室の近くにどんな設備や施設があるかも合わせてチェックしたい。見落としがちなのが、客室の上下に何があるかだ。ディスコの真下の部屋はやはり深夜まで音が聞こえることがあるし、エンジン室やボイラー室、エレベーター付近は騒音が気になる場合もある。

 

①左舷・右舷を選ぶ

実際の航路図から、眺めたい風景がどちら側にくるかによって決めることができる。接岸の光景が見られるという理由で左舷(ポートサイド)のほうが人気があるようだが、現在では接岸時に右舷・左舷はあまり意識されていない。入りやすさ、出やすさの安全性を優先して接岸する。

 

②前方・中央・後方を選ぶ

客室は船体のどの位置にあるかで乗船料金が変わる。どこにいくのも便利で揺れが最も少ないのが中央部分だ。一般的な客船の構造からすると、前方はシアターや展望デッキに近く、後方はレストランに近い。

エンジン室、ボイラー室、EV付近は騒音の可能性も

③上下階の施設をチェックする

たとえば、真上の階にディスコなど、夜遅くまで乗客のいる施設がある場合には、多少なりとも騒音は伝わってくる。

 

④付近の施設をチェックする

最近の船はかなり騒音対策がなされているが、エンジン室やボイラー室、エレベーター付近は多少の騒音も考えられる。

極上のクルーズ手帖

極上のクルーズ手帖

喜多川 リュウ

クルーズトラベラーカンパニー

クルーズの裏ワザを知り尽くした著者、喜多川リュウ氏によるクルーズ取り扱い説明書。 予約できる全50ブランド最新データも掲載。読むだけでクルーズの基礎知識から小ネタまで身につく一冊です。

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