「緑内障治療の中断」の危険性に関するQ&A

前回に引き続き、緑内障の治療に関する疑問をQ&Aで見ていきましょう。今回は、「緑内障治療の中断」の危険性等に関するQ&Aを紹介します。

素人判断での「治療中断」は非常に危険!

Q:緑内障です。主治医を信頼できなくなり、通院をやめたため、点眼を4カ月していません。病状は進行しますか。

 

A:基本的に緑内障はいくら治療しても、自分で感じる効果がほとんどありません。なぜなら現状では現在の緑内障の治療は進行予防、進行を遅らせる治療しかできないからです。このため治療を中断する人が多いですが、大変危険です。信頼できる医師を見つけて、治療を続けましょう。

20代、30代でも起こる緑内障…遺伝との関係は?

Q:30代の緑内障患者です。母も緑内障ですが遺伝は関係ありますか? また点眼薬の種類が多くて煩わしいです。

 

A:緑内障は20代、30代でも起こり得ます。遺伝も関係します。点眼薬の種類に関しては、まずは視野及び緑内障の進行の状態から目標眼圧を設定して、それが達成できているかどうかでかわってきます。

 

眼圧をさらに下げる必要がある場合は、点眼を減らすことは難しいと思います。ただし最近はレーザー治療やトラベクトームなど低侵襲の治療法があるので、そういった治療で眼圧を下げれば点眼薬は減らせる可能性があります。また、いくつかの点眼薬が統合された「合剤」を使うという方法もあります。

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連載早期治療が必要不可欠――「緑内障」に関するQ&A

日本眼科学会認定眼科専門医
指導医 

1998年名古屋大学医学部卒業後、社会保険中京病院に勤務。
2000年、社会保険中京病院眼科医員。
2005年ハーバード大学 Massachusetts Eyeand Ear Infirmary 留学。2006年、イリノイ大学眼科留学。2012年慶應義塾大学医学部大学院卒業博士号取得。同年、岐阜赤十字病院眼科主任部長、名古屋アイクリニック角膜・眼表面担当医に就任。白内障、レーシック、フェイキックIOLから角膜移植術、角膜クロスリンキング、眼瞼手術など最先端の手術をマルチにこなす。2011年~2015年までの手術実績約3700眼。
慶應義塾大学医学部 眼科学教室 非常勤講師。
大連医科大学客員教授。
中華人民共和国 非常勤医師免許取得。
ICLインストラクター。
トラベクトームインストラクター。

著者紹介

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

小島 隆司

幻冬舎メディアコンサルティング

「白内障の手術受けるべき?」「目がかすんで見えるけど、これって病気?」ウェブ上の「眼科相談室」には、毎日全国の方々からたくさんの悩みが寄せられています。著者は、約10年間にわたって約6000件以上の質問に丁寧に答え…

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