もしかして緑内障? 眼科を受診する際の注意点

前回に引き続き、「緑内障」が発症するまでの仕組みについて見ていきましょう。今回は、緑内障の疑いで眼科を受診する場合、注意すべき点を説明します。

医師でも難しい「初期の緑内障」の発見

緑内障は眼圧が大きく影響する病気です。目薬のさしすぎは眼圧を上昇させる危険があるので、用量を守って使用してください。

 

特に、ステロイドの点眼薬や眼軟膏などは人によって大きく眼圧を上げることもあり、これが続くと神経にも影響が出てきて緑内障になることもありますので、長く使う場合は眼科医の診療を受けてください。

 

初期の緑内障かどうかの判断は、医師であっても非常に難しい場合があります。ゆえに、Bの眼科では緑内障と診断されても、Bの眼科では緑内障と診断されなかったというケースは珍しくありません。

 

近年は検査機器も進化しており、非常に軽微な変化まで捉えることができるようになっていますが、それでもどこまでの初期変化を治療するべきかという点については、医師によって判断が分かれます。

ちょっとした違和感があれば眼圧をチェック

近視と緑内障の関係については、近視の人は正常な人と比べ1.5倍程度緑内障になりやすく、強度近視となれば2.5倍程リスクは高まります。その他にも遺伝や喫煙の習慣といったさまざまな要因が関係しています。

 

コップに水を注ぐときによくこぼしてしまうようになった、片目だけでものを見たときに視界に黒い影が見えるようになったというのは、緑内障の初期症状の可能性があります。

 

緑内障という病気は早期発見が非常に難しく、自覚症状もほとんどありません。長年の間ゆっくりと進行する病気だからです。なので、ちょっとした違和感があれば眼圧をチェックし、もし眼圧が高ければ医師と相談して早期に適切な治療を開始することをおすすめします。

 

[図表]緑内障とは

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連載早期治療が必要不可欠――「緑内障」に関するQ&A

日本眼科学会認定眼科専門医
指導医 

1998年名古屋大学医学部卒業後、社会保険中京病院に勤務。
2000年、社会保険中京病院眼科医員。
2005年ハーバード大学 Massachusetts Eyeand Ear Infirmary 留学。2006年、イリノイ大学眼科留学。2012年慶應義塾大学医学部大学院卒業博士号取得。同年、岐阜赤十字病院眼科主任部長、名古屋アイクリニック角膜・眼表面担当医に就任。白内障、レーシック、フェイキックIOLから角膜移植術、角膜クロスリンキング、眼瞼手術など最先端の手術をマルチにこなす。2011年~2015年までの手術実績約3700眼。
慶應義塾大学医学部 眼科学教室 非常勤講師。
大連医科大学客員教授。
中華人民共和国 非常勤医師免許取得。
ICLインストラクター。
トラベクトームインストラクター。

著者紹介

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

小島 隆司

幻冬舎メディアコンサルティング

「白内障の手術受けるべき?」「目がかすんで見えるけど、これって病気?」ウェブ上の「眼科相談室」には、毎日全国の方々からたくさんの悩みが寄せられています。著者は、約10年間にわたって約6000件以上の質問に丁寧に答え…

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