異常なしと言われたけれど・・・「緑内障の検査」に関するQ&A

前回は、緑内障の疑いで眼科を受診する際に、留意すべきことを説明しました。今回からは、緑内障に関する疑問をQ&Aで見ていきましょう。

「視野検査」で問題がなければ心配ない

Q:定期検診で「左目が視神経乳頭陥凹です。緑内障の疑いがあるが治療は必要なく、1年に1回の検査でいいでしょう」とのことでした。片目で風景を見たとき、左目の鼻側の視野が欠けていましたが、再受診で「異常なし」と言われました。1年に1回の検査で大丈夫ですか?

 

A:視野検査がしっかりできており、それで異常なければ問題ありません。通常、視野狭窄を自覚するのは、かなり進行してからです。

 

Q:「視神経乳頭陥凹拡大疑い」と診断されました。

 

A:視神経乳頭陥凹拡大は、視神経の病気で起こる状態です。緑内障の可能性もあります。

視野以外の異常がないなら、定期的に様子を見る

Q:強度近視のため、3カ月に1回程度定期検診を受けています。「視野検査で網膜に弱い所があるので、ボーダーラインです。様子を見ましょう」と言われました。強度近視だと緑内障になるリスクは高いですか?

 

A:診察した医師は自動視野計の判断結果をそのまま話したのでしょう。強度近視で網膜に萎縮した箇所などがあると、その部分の視野の感度が悪くなってきます。自動視野計ではそれをひろってボーダーラインと判断している可能性はあります。視野以外は異常がないようなら定期的に様子を見るだけでよいでしょう。

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連載早期治療が必要不可欠――「緑内障」に関するQ&A

日本眼科学会認定眼科専門医
指導医 

1998年名古屋大学医学部卒業後、社会保険中京病院に勤務。
2000年、社会保険中京病院眼科医員。
2005年ハーバード大学 Massachusetts Eyeand Ear Infirmary 留学。2006年、イリノイ大学眼科留学。2012年慶應義塾大学医学部大学院卒業博士号取得。同年、岐阜赤十字病院眼科主任部長、名古屋アイクリニック角膜・眼表面担当医に就任。白内障、レーシック、フェイキックIOLから角膜移植術、角膜クロスリンキング、眼瞼手術など最先端の手術をマルチにこなす。2011年~2015年までの手術実績約3700眼。
慶應義塾大学医学部 眼科学教室 非常勤講師。
大連医科大学客員教授。
中華人民共和国 非常勤医師免許取得。
ICLインストラクター。
トラベクトームインストラクター。

著者紹介

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

小島 隆司

幻冬舎メディアコンサルティング

「白内障の手術受けるべき?」「目がかすんで見えるけど、これって病気?」ウェブ上の「眼科相談室」には、毎日全国の方々からたくさんの悩みが寄せられています。著者は、約10年間にわたって約6000件以上の質問に丁寧に答え…

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