著者

  • 川畑 智

    理学療法士/熊本県認知症予防プログラム開発者/株式会社Re学代表
    1979年宮崎県生まれ。理学療法士として、病院や施設で急性期・回復期・維持期のリハビリに従事し、水俣病被害地域における介護予防事業(環境省事業)や、熊本県認知症予防モデル事業プログラムの開発を行う。2015年に株式会社Re学を設立。熊本県を拠点に、病院・施設・地域における認知症予防や認知症ケア・地域づくりの実践に取り組み、県内9つの市町村で「脳いきいき事業」を展開。ほかにも、脳活性化ツールとして、一般社団法人日本パズル協会の特別顧問に就任し、川畑式頭リハビリパズルとして木製パズルやペンシルパズルも販売。現在、全国各地3500カ所以上で使用され、2017年に創設した認知症対策の認定資格「ブレインマネージャー」のカードツールも市町村事業の中で大きく効果を発揮している。年間200回を超える講演活動のほか、メディアにも多数出演。『マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界』シリーズ(文響社)など、著作も多数。

関連書籍

  • ボケ、のち晴れ 認知症の人とうまいこと生きるコツ
    著者
    川畑 智
    出版社名
    アスコム
    発行年月
    2024年2月
    柴田理恵さん推薦! 「あなたも、認知症の家族も、みんなが笑顔になれる本!」 「認知症の症状は、お天気と同じで、晴れたり曇ったり。 思うようにいかず、本人も介護する人も、お互いにずっしりと重たい「曇り」になってしまう日もあります。 でも、ふとした瞬間に理解が進み、心が通じ合う「晴れ」の瞬間もあります。 では、どうすればそんな「晴れ」の日を増やすことができるのか? それがこの本のテーマです」(本書より) 著者の川畑智さんは、熊本県を拠点に活躍する理学療法士。 理学療法士とは、分かりやすく言えばリハビリの専門職です。 以前は病院に勤務していましたが、認知症の人も安心して活躍できるまちづくりを目指して、病院や介護施設を運営したり、行政と連携して認知症の方やご家族に向けた講演会を実施したりしています。 そんな川畑さんは、認知症の人とともに生きる上で大切なのは、 ・これから何が起きるのか? ・なぜそれが起きるのか? ・そんなとき、どうればいいのか? この3つを知っておくことだと言います。 知っておけば、この準備ができます。 いざそのときに対応ができ、「なんとかなるさ」「まあいいか」と思えます。 何より大切なのは、「笑う」こと。 認知症介護の中にだって、おたがいに大笑いできる瞬間や、日々の介護の中で心が通じ合う瞬間、心がほっこりと温かくなる瞬間が必ずあります。 そんな「晴れ間」を作るための考え方や方法を、著者が経験したエピソードととともに一冊にまとめました。 漫画家・中川いさみ先生のクスっと笑えて、じんわり心が温まるマンガとともに、お読みください。 認知症の人に起こること ~アルツハイマー型認知症の場合~ 認知症になると、どうなるのか? アルツハイマー型認知症の症状を7段階に分類した「FAST 」と呼ばれる指標をもとに、見ていきましょう。