毎月2万円の赤字…年金月21万円・貯蓄900万円の60代夫婦

マサユキさん(仮名・69歳)とサチコさん(仮名・68歳)は今年、結婚40周年を迎えたおしどり夫婦。結婚以来、住まいは「賃貸派」です。

現在の収入は夫婦2人合わせて月額21万円の年金のみで、貯蓄は約900万円。貯蓄が平均より少ないという自覚があり、なるべく預金には手を付けない堅実な生活を心がけていました。

しかし、昨今の「物価高」には抗えず、食費や日用品の急激な値上がりにより、預金を取り崩すことが多くなりました。

【毎月の家計収支】

年金収入:21万円

支出合計:23万円

・家賃:9万円

・食費:6.5万円

・日用品:1万円

・水道光熱費:2万円

・医療費:0.5万円

・交通費:0.5万円

・保険料:2万円

・娯楽・交際費:1.5万円

単純計算で毎月2万円の赤字。気がつけば、3年間で預金残高は70万円以上も減っていたのでした。

家賃4万円の市営団地に当選!家計は黒字で「引っ越して正解」

そこで家賃負担を下げるため、夫婦は公営住宅に移り住むことを決心しました。

半年後、市営団地に当選し、入居が決まりました。5階建ての4階、間取りは2LDKです。家賃は入居者の所得により異なる仕組みで、マサユキさん夫婦のケースでは4万円です。

3LDKから2LDKへのダウンサイジングに伴い、不要な家具は処分。引っ越し費用と合わせて50万円の出費となりましたが、家賃を5万円下げられたことで、今後の月々の赤字は解消できる見込みでした。

想定通り、引っ越して数ヵ月間、家計は黒字に転じました。しかし、「団地に引っ越して正解」と思っていた矢先、状況は一転します。