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50代で年収2,500万円超…仕事を続けた70歳男性
「年金だけで十分暮らしていけます。現役時代のような収入はありませんが、毎月決まった額が入ってくるのは心強いですね」
そう話すのは、都内に住む伊藤誠さん(70歳・仮名)です。大学卒業後、大手企業に就職し、長年にわたって会社員として働いてきました。
30代を迎えるころには年収が1,000万円を超えていたといいます。その後も昇進を重ね、50代半ばには年収が2,500万円を超えました。仕事上の責任は重くなりましたが、やりがいも大きく、会社を離れることは考えていなかったそうです。
厚生労働省『令和7年賃金構造基本統計調査』によると、男性大卒正社員の平均給与は月収で43.8万円、年収で729万円です。さらに給与分布で上位10%のエリート層をみていくと、30代前半で推定年収850万円、30代後半で1,020万円を超えます。30代を迎えたころには年収が1,000万円の大台を突破していた誠さん。エリート街道を順調に歩んできたと考えられます。
60歳で定年を迎えた際も、誠さんは再雇用で働き続ける道を選んでいます。正社員ではなく、週4日勤務の契約社員。現役時代と比べれば給与は下がるものの、仕事そのものが好きだったため、働き続けることを選択しました。
「長年続けてきた仕事ですし、まだ自分にできることがあるなら続けたいと思いました。毎日やることがあるのも、自分には合っていました」
こうして誠さんは70歳まで勤め上げました。
一方、老後の家計については、早くから考えていたことがありました。それは、退職後の生活費をできるだけ年金で賄えるようにしておくことです。
現役時代に高い収入を得ていたとしても、仕事を辞めれば給与はなくなります。貯蓄があっても、毎月の生活費をそこから取り崩し続ければ、将来どこまで資金が残るのかという不安がつきまといます。
誠さんが重視したのは、資産を多く持つことだけではなく、毎月の生活を支える収入を確保することでした。