手取り26万円・26歳会社員、NISAの複利効果を知り積立額を増やす決断

ユウキさん(仮名・26歳)は、社会人4年目の会社員。手取り月収は約26万円、家賃9万円のワンルームマンションで一人暮らしをしています。

仕事にも一人暮らしにも慣れてきたころ、同期10人で飲み会をする機会がありました。新NISAがスタートする前の時期でしたが、話題はいつしか「投資」の話に。同期の何人かはすでにNISAで投資を始めているとのことで、「自分もやってみようかな」と興味を持ったユウキさんは、さっそくネット証券でNISA口座を開設しました。

個別株よりも投資信託のほうが初心者には始めやすいと聞き、毎月3万円を積み立てることにしました。

実際に投資を始めてみると、これまであまり関心のなかった株価や金利、為替などのニュースにも自然と目が向くようになりました。投資をきっかけに、世界経済について調べることも増えていったのです。

そして、NISAの複利効果について知ったことをきっかけに、ユウキさんは積立額を増やす決断をします。

気づけば「NISA貧乏」に…非課税枠を早く埋めるために削った生活費

「NISAでの資産形成は長期運用が有利」と考え、毎月の積立額を3万円から10万円へ増額。さらに年2回のボーナスから15万円ずつ追加投資することにしました。年間の投資額は150万円。現在のペースで投資を続ければ、40歳を迎える前にNISAの生涯投資枠1,800万円を埋め切れる計算です。

「将来のために、できるだけ早く資産を作りたい」

そんな思いから立てた目標でした。しかし、手取り月収約26万円のユウキさんにとって、毎月10万円の投資は決して小さな負担ではありません。

家賃9万円に加え、毎月10万円をNISAに回すと、残るお金は7万円。そこから水道光熱費、通信費、食費、交際費など、生活に必要な支出を賄わなければなりません。

そこでユウキさんは、支出を大幅に見直すことにしました。まず、週3回ほど利用していた外食をやめて自炊中心の生活に。ランチ代も節約するため、毎朝おにぎりを作って持参します。その結果、食費は月7万円から3万円まで減りました。

さらに、通っていたスポーツジムを退会して月1万円を節約。カフェに立ち寄る回数も減らし、通勤時には水筒を持参するようになりました。同僚や上司から飲みに誘われても、断ることが増えました。

こうして生活費を切り詰めることで、何とか毎月10万円のNISA積立を続けられる家計を作ったのです。

ユウキさんの支出の変化

家賃     :9万円

水道光熱費  :1万円

食費     :7万円→3万円

通信費    :1万円→0.5万円

ジム会費   :1万円→0円(退会)

交際費・雑費 :4万円→2.5万円

積立投資   :3万円→10万円