手遅れになる前に…「今月も払えたから大丈夫」という油断を捨てる

老後破産を防ぐために最も重要なのは、家賃や公共料金を滞納する前に相談することです。

預貯金が少なくなると、「恥ずかしい」「家計管理ができなかったと思われたくない」と、一人で問題を抱え込む人がいます。しかし、時間がたつほど選択肢は少なくなります。

毎月いくら不足しているのか。貯金はあと何年持つのか。住居費を下げられないか。利用できる制度はないか。こうした問題を一つずつ整理すれば、家計を立て直せる可能性があります。

年金があることと、安心して生活できることは同じではありません。

インフレが続く環境では、「今月も払えたから大丈夫」ではなく、5年後、10年後まで資金が持つかという視点が必要です。老後の生活を守る第一歩は、通帳の残高だけを見るのではなく、毎月の赤字と預貯金の減少速度を直視することです。

武田 拓也
AFP

※プライバシー保護の観点から、実際の相談者および相談内容を一部変更しています。

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