出産後は共働き妻の収入減や育児関連費用の増加で家計のやりくりが厳しくなりがちですが、児童手当をはじめとする公的支援は年々手厚くなっています。本記事では、『いちからわかる! 新米ママとパパのためのお金入門 2026-2027年最新版』(インプレス)より、最新の児童手当の仕組みや、2026~2027年にかけて変わる公的支援制度を味方につけた、賢い家計管理法を紹介します。
【児童手当改正】第1・2子は「最大244.5万円」、第3子は「最大681万円」へ… 誕生から高校卒業までにもらえる“リアルな金額” (※写真はイメージです/PIXTA)

2026~2027年のあいだに変わる、子育て支援制度

全世帯対象へ…高校授業料実質無償化

2026年度から、高校授業料の負担が大きく変わっています。国の新たな支援により、公立高校では年間11万8800円、私立高校では45万7200円が支給され、授業料の全国平均額を実質的にカバー。国の支援に加え、自治体が独自に補助を拡充する地域もあり、たとえば東京都では、国の支援に都独自の助成4万3800円を上乗せします。これにより、都内私立高校の平均授業料50万1000円まで実質的に負担が軽減されます。

 

出所:
[図表6]2026年度からの就学支援金制度 出所:『いちからわかる! 新米ママとパパのためのお金入門 2026-2027年最新版』(インプレス)より抜粋

 

独身税?…「子ども・子育て支援金」の導入

2026年4月から、「子ども・子育て支援金」の徴収が始まりました。一部では“独身税”と呼ばれることもありますが、これは「支援金」といってもお金を受け取る制度ではなく、子育て施策を支えるための拠出金です。会社員の場合、標準報酬月額に応じて、毎月数百円程度が徴収されます。集められたお金は、児童手当の拡充、妊婦のための支援給付、こども誰でも通園制度などに活用され、今後も順次、医療・保育・教育サービスがますます強化されていく見通しです。

 

出所:
[図表7]拡充される給付の例 出所:『いちからわかる! 新米ママとパパのためのお金入門 2026-2027年最新版』(インプレス)より抜粋

 

フリーランス・自営業者が対象…国民年金の保険料「育児免除制度」

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2026年10月から、国民年金第1号被保険者(自営業・フリーランスなど)を対象に、出産・育児期の国民年金保険料免除制度が始まります。母親は、既存の産前産後免除(約4カ月)に続けて9カ月間の育児免除が受けられ、合計最大13カ月が免除に。保険料は月額1万7920円(2026年度)のため、最大約23万円の負担軽減になります。免除期間も将来の年金額に反映され、減額されません。

 

帝王切開は対象外…2027年度以降開始の見通し「出産費用無償化」

国は出産費用の原則無償化に向けた制度化を進めています。早ければ2027年度、本格運用は2028年度頃から、正常分娩の基本費用を全額公的医療保険から給付し、自己負担0とする新制度が始まる見通しです。現行の出産育児一時金は当面併用、将来的に廃止の見込みです。なお、帝王切開は対象外で、引き続き3割負担が残る点に「不公平では」との指摘もあります。

 

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