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普通預金で資産を2倍にするには「240年」もかかる
「72の法則※」を使うことで、多くの人がやっている「貯金(銀行の普通預金)」が資産形成の手段としていかに非効率であるかがわかります。
※編集部注 20年で試算2倍を実現するためには、どれくらいの利回りが必要なのでしょうか。その計算で使うのが「72の法則」です。
計算式:「72÷年数=年利(%)」または「72÷年利(%)=年数」
20年で資産を2倍にしたい場合、「年数」に20を代入します。すると72÷20で3.6。つまり、年利3.6%程度で運用できれば、約20年で2倍になる計算です。
たとえば想定利回りが8%であれば、72÷8で9となり、約9年で元金が2倍になることがわかります。「72」を、わかっている数字(年数または年利)で割ることで、「知りたい数字」がわかる式です。
現在、銀行の普通預金の金利はだいたい0.3%くらい(2026年7月時点)。これを先ほどの式に当てはめてみましょう。72÷0.3で240。なんと、銀行に預けているお金が2倍になるのは「240年後」です!
でもじつは、これでもかなりマシになったほう。少し前のメガバンクでは金利0.001%くらいでした。これだと7万2000年!! 少し前まで「銀行預金で資産が2倍になるには、縄文時代から預ける必要がある」なんて言われていたゆえんです。
1970年代から1980年代にかけては郵便貯金の定期金利が8%くらいあった時代もありました。氷河期世代からすれば想像を絶する利回りで、普通に働いて給与の一部をせっせと定期預金に回していれば、「誰でもノーリスクで資産形成ができた」のです。バブル崩壊後の一時期も銀行は3%くらいの金利を支払っており、それなら約24年で資産を2倍にできました。
それと比べて0.3%という金利は、少しは上がったとはいえほぼゼロと同じ。「100万円」預けても、利息は「1年で3000円」です。時間外にATMからお金を下ろしたり、振り込み手数料などを払っていたりしたら、あっというまになくなってしまう金額です。
せめて「定期預金」に
銀行にお金を預けることが悪いわけではありません。何かあったときのための保険として無リスク資産を確保しておくことは重要ですし、家の購入を考えている人なら頭金も必要でしょう。
私も資産のうち700万円ほど銀行に預けていますが、その9割くらいは定期預金に入れています。同世代の知り合いに聞いても意外と定期預金を使っている人が少ないのですが、使わないともったいないです。
定期預金とはおおむね1〜3年の期間を選んで、お金を預け、途中出金すると利率が下がる預金機能のこと。自由に出金できない分、金利が高めに設定されています(預ける金額が大きいor預ける期間が長いほど、金利の条件がよくなる傾向にあります)。
参考までに、私は住信SBIネット銀行を使っていて、1年もので直近の利子は0.4%。夏と冬のボーナス時期にキャンペーンをよくやっているので、現在は1.2%の定期預金にしています。とはいえ、インフレを考えると、この金利でも実質マイナスなので、やはり株式投資は必須ですね……。
