内閣府の『令和6年度 高齢者の経済生活に関する調査結果』によると、75〜79歳の約1割が、周囲から物忘れがあると言われていることがわかっています。離れて暮らす高齢の親を案じて「見守りカメラ」の設置を検討する家族がいる一方で、拒絶され関係が悪化してしまうケースも少なくありません。都内で働く52歳長女も、一人暮らしの78歳母にカメラを提案したものの「絶対にイヤ!」と拒絶され、疎遠になっていました。しかし1年後、お盆に帰省した長女は、言葉を失う〈まさかの光景〉を目撃することに……。
絶対にイヤ!…「見守りカメラ」を拒んだ年金月12万円・78歳母。1年後、お盆の帰省で52歳長女が言葉を失った〈まさかの光景〉 (※写真はイメージです/PIXTA)

「絶対にイヤ!」見守りカメラを拒絶した年金月12万円・78歳母

都内でパートとして働くマキさん(仮名・52歳)は、新幹線で数時間ほど離れた地方で一人暮らしをする母親のトモヨさん(仮名・78歳)の生活をずっと気にかけていました。

 

父親が数年前に他界して以来、トモヨさんは月に約12万円の年金を受け取り、約800万円の預貯金で何とかやりくりをしていました。最近になってトモヨさんの足腰が弱ってきたため、マキさんは施設への入居を勧めましたが、毎月の費用を支払い続ける余裕はありません。

 

そこで、せめて遠方からでも安否を確認できるようにと、数千円で設置できるスマートフォン連動の見守りカメラを提案しました。ところが、トモヨさんはその提案を真っ向から拒絶しました。

 

「そこまでボケてないわよ! それに監視されているみたいで……絶対にイヤ!」

 

マキさんが「心配だから」と説得しても、トモヨさんは「新幹線代を出し渋っているだけでしょ」と冷たく突き放しました。

 

それ以来、実家への連絡を最低限に減らし、足も遠のいてしまったマキさん。

 

親子関係に溝ができたまま、1年近くが経過しました。今年のお盆休み、夫に促されてマキさんは久しぶりに実家へ帰省することにしました。

 

しかし、玄関の扉を開けた瞬間、マキさんはあまりの光景に言葉を失いました。