アミさん(仮名・28歳)はポイ活で月7,000円を稼いでいます。ある日、薬局で目薬を買うアミさんを見て、友人のトモカさんが「セルフメディケーション税制を利用していないの?」とたずねました。トモカさんの言うセルフメディケーション税制とはどのような制度なのでしょうか。また、セルフメディケーション税制を利用していないアミさんは損をしているのでしょうか。
「ポイ活ガチ勢なのにどうしてそこはノーマーク?」28歳・都内一人暮らしの節約オタク女性に友人が放った<素朴なギモン> (※画像はイメージです/PIXTA)

ポイ活で月7,000円を稼ぐ

ある土曜日の昼下がり、アミさん(仮名・28歳)は、高校時代からの親友、トモカさん(仮名・28歳)とカフェでお茶をしていました。アミさんは東京で一人暮らしをしており、トモカさんは結婚を機に千葉へ移住。気軽に会えなくなってしまったものの、メッセージアプリでのやりとりは毎週のように続けています。この日はお互いに半年ぶりの再会でした。

 

たっぷり3時間ほどトークに花を咲かせたあと、「そろそろ出ようか」と席を立ちます。

 

「あ、ここのお店のアプリ持ってるんだ。ポイントためてもいい?」

 

お会計で、アミさんはアプリのQRコードを差し出します。
 

「ご提示ありがとうございます。R社のポイントも貯められますが、いかがなさいますか?」

 

「本当ですか? お願いします!」

 

ポイントがたまってうれしそうなアミさんを見て、トモカさんは「相変わらずポイ活やってるね~」と笑いかけました。

 

アミさんは大のポイ活好きで、常時10種類のポイ活を同時進行しています。広告動画でポイントを稼ぐアプリ、レシートを撮影するアプリ、アンケートに答えるアプリ、ウォーキングでポイントをためるアプリ――。仕事が忙しくてアプリを触れない日もありますが、すき間時間でコツコツ続けることで、月7,000円ほどの収入をポイ活で得ています。
 

一番安い目薬を買ったアミさんに、友人が思わずひと言

カフェを出たあと、アミさんは目薬を切らしていたことを思い出し、トモカさんと薬局に立ち寄ります。

 

目薬にこだわりのないアミさんは、価格がいちばん安いA社の商品を手に取りました。それを見ていたトモカさんが、なぜか不思議そうに尋ねます。

 

「B社の目薬じゃなくていいの?」

 

「うん? 特にこだわりがないから安いのでいいかなと思って」

 

B社の目薬のほうがおすすめってことなのかな、と思いつつ、アミさんはそこまで気にせずお会計を済ませます。その場ですぐ使いたかったので、目薬をパッケージから出して、空き箱はゴミ箱に捨てました。それを見ていたトモカさんが、再び口を開きます。


「アミって、セルフメディケーション税制は利用してないの? 目薬とか痛み止めとか花粉症の薬とか、年間で結構な額を使ってるよね?」

 

トモカさんは、アミさんがセルフメディケーション税制の対象外であるA社の商品を手に取ったことから、「B社の目薬じゃなくていいの?」と聞いたのでした。アミさん自身、セルフメディケーション税制という言葉は聞いたことがありましたが「なんかめんどくさそう」という理由で詳しく調べていませんでした。