月に一度の義理の家族との外食。夫の両親をご馳走するのはよいとしても、そこに必ずついてくる「39歳・無職の義弟」の分まで全額支払わされることに、妻のエミさん(仮名・41歳)は限界を感じていました。内閣府の調査によれば、現在「子や親族からの援助」を受けている高齢者は全体のわずか2.4%にとどまります。なぜ彼らは長男夫婦に支払ってもらうことを「当たり前」と感じているのか。妻の苦労を通して見ていきましょう。
「一番高いステーキを平然と…」世帯手取り月収53万円・41歳妻、年金暮らしの義両親との食事会。必ずついてくる〈39歳・無職の義弟〉に絶句 (※写真はイメージです/PIXTA)

「なんであの人にも…」義父母との外食に“もれなく”ついてくる39歳無職の義弟

「お義父さんたちにご馳走するのはいいんです。でも、なんで毎回あの人にも……」

 

パート主婦のエミさん(仮名・41歳)は、月に一度の義理の家族との外食のたびに、やり場のないモヤモヤとした気持ちを抱えています。

 

夫のコウタさん(仮名・43歳)の手取り月収は約40万円。エミさんのパート代の約13万円を合わせると、世帯での手取り月収は約53万円になります。生活に困窮しているわけではありませんが、決して余裕があるわけでもありません。コウタさんの実家は電車で30分ほどの距離にあり、義父母は年金暮らしをしています。夫婦で出かける際に息子を預かってもらうこともあるため、エミさんはそのお礼も兼ねて食事に招待しているといいます。

 

しかし、その食事会には必ずといっていいほど、義実家で同居している義弟(39歳)がついてきます。義弟は定職に就いておらず、長年実家で無職のまま暮らしています。

 

「義弟が一緒に来ること自体は、家族ですから我慢します。でも、当たり前のように私たちが全額支払うことになっているのが納得いきません」

「一番高いステーキを…」遠慮のない義弟と、指摘すらしない義両親

エミさんの不満をさらに募らせているのは、義弟の注文の仕方です。

 

「メニューの値段なんてまったく気にしていません。私たちが気を遣ってお得なセットメニューを頼んでいるのに、義弟は平気で一番高いステーキを注文するんです……」

 

年金暮らしの義父母が全額を支払えないのは理解できるとしても、毎回当然のように無職の義弟を連れてきて、財布を出すそぶりすら見せない義父母の態度にも違和感を覚えます。

 

しかし、さらにエミさんが許せないのは、39歳にもなる義弟の遠慮のない振る舞いです。コウタさんが支払いを済ませて店を出たあとも、義弟からは「ごちそうさま」や「ありがとう」の一言すらありません。

 

「もう私たちが払うのが当たり前になっているんです。毎回1万円以上かかる会計にため息が出ますよ……」