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「50代男性」は要注意! 約4割の人が日常的に孤独を感じている
内閣府の調査によると、孤独感が「しばしばある・常にある」と回答した人は4.3%、「時々ある」が15.4%、「たまにある」が19.6%に上りました。実に全体の約4割もの人が、日常的に何らかの孤独感を感じていることがわかります。孤独は決して「一部の特別な人の問題」ではありません。
注目すべきは、年代・性別ごとのデータです。孤独感を最も強く(しばしば・常に)感じていると答えた男性の割合は、50代で5.6%、40代で4.4%となっています。
働き盛りであり、社内でも責任ある立場や中間管理職を任されることが多いこの年代。日々の業務に追われ、会社の人間関係以外との接点が希薄になりがちな40代・50代の男性こそ、孤独のリスクと隣り合わせにいるといえます。
孤独の引き金は「お金」と「家族」。年収が低いほど孤独感は強い
では、何が孤独感を深める要因になっているのでしょうか。同調査において「不安や悩みの内容」を聞いたところ、トップは「自分の健康(63.1%)」、次いで「収入や資産、老後の生活設計(54.4%)」、「家族の健康、介護(50.9%)」となりました。
ここから読み取れるのは、「健康問題」と「お金の不安」が、孤独感と密接に絡み合っているという事実です。実際にデータを見ても、世帯の年間収入が低い層ほど、孤独感が「しばしばある・常にある」と答える割合が高くなっています。また、経済的な暮らし向きが「大変苦しい」と感じている層では、孤独感を強く感じる割合が12.0%と跳ね上がります。
さらに、家族形態も大きな要因です。現在の孤独感に強く影響を与えたライフイベントとして、「家族との死別(24.6%)」や「一人暮らし(18.8%)」、「転校・転職・離職・退職(14.7%)」が多く挙げられています。配偶者の有無別に見ても、「未婚」や「離別」の人の孤独感は、配偶者がいる人と比べて明らかに高くなっています。
「今は仕事や会社があるから大丈夫」と思っていても、定年退職による「離職」や、将来的な「一人暮らし」をきっかけに、人間関係を築く機会そのものが激減します。つまり、「気づいた時には手遅れ」になりやすい構造があるのです。
