高級マンション風の施設でも、実は「介護サービス」が手頃なワケ

有料老人ホームは大型で部屋数の多い高級マンションのようなところも目立ちます。

フロアごとにリビングルームがあり、そのフロアの利用者が利用する形になっています。階ごとに認知症の重い人が集まるフロア、歩行ができる人のフロア、医療処置が必要なフロアなどと、利用者を分けているところもあります。

そんな高級マンションのようなイメージで手厚く介護してくれる介護付き有料老人ホームは「高そう!」と思うかもしれません。

しかし、料金が高額なのは建物やレクリエーション部分であり、介護サービスは介護保険による定額サービスで、手頃です。要介護1から5では多少の差がありますが、たいした差ではありません。体が弱ってきて寝たきりになっても、介護サービス部分の料金はそれほど変わりません。

[図表3]介護付き有料老人ホームの月額利用料

費用に違いが出るのは主に賃料や食費、管理費などの施設に支払うお金です。また、施設によっては、よりきめ細かい介護サービスを提供するため、介護保険制度の基準の3:1よりも手厚い人員配置をしている施設もあります。そのような施設では上乗せ介護サービス費が発生する場合があります。

「特定施設」である介護付きの有料老人ホームは、住宅型に比べると設立が少し難しい部分があるので、住宅型より若干入りにくいかもしれません。また、24時間の介護サービスがあるため、住宅型より介護度の高い人が入居する比率が高いといえます。

入居時の確認必須!本人の「健康状態」と医療体制のミスマッチ

看護師が日中に常駐しているとはいえ、なんでも病気に対処できるわけではありません。看護師がいない時間帯に利用者が急に体調が悪くなれば、救急車を呼ぶなどの対処になります。

入居の時点で、ご本人の病気やその進み具合などをよく話し合っておきましょう。施設の訪問医がいたとしても、高度な医療が必要になる病気を持っている場合は、大きな病院の専門のドクターとつながっておくことが重要です。