孫へのお祝いは「計画」が大切

初孫が生まれると、嬉しさのあまりお祝いを奮発してしまう人は少なくありません。しかし、孫が1人とは限りません。その後、孫が増えると出費は想像以上に膨らむことがあります。

入学祝い、進学祝い、誕生日、クリスマス……。節目ごとのお祝いが積み重なると、かなりの金額になります。そこで大切なのが、家計の将来予想です。

まず、自分たちの老後生活に必要なお金を計算し、いくら資産を残しておけば安心なのかを「見える化」します。 そのうえで「孫にはいつ、いくら渡すか」 というルールを決めておくことが大切です。

例えば、入学祝いは一律○万円 ・成人祝いだけは多めに渡す など、あらかじめ決めておけば、後から悩む必要もありません。もしも予定よりも孫の数が多くなるようであれば、途中で金額を見直せば問題ありません。

また、老後資産を運用しながら取り崩したり、利子や配当を活用することで資産寿命を延ばすこともできます。長期的な計画を立てておくことで、孫へのお祝いも無理なく続けることができるのです。

孫の笑顔を心から喜べるように

孫の存在は、多くの祖父母にとって大きな喜びです。しかしその一方で、正一さんのように「嬉しさ」と「お金の不安」の間で揺れる人も少なくありません。

大切なのは、孫にお金を使うことを我慢することではなく、「いくらなら気持ちよく出してあげられるか」 をあらかじめ考えておくこと。老後資金を守りながら、家族との時間も大切にするために、長期的な視点で家計を見える化し、無理のない範囲でお祝いをしていくことが大切です。

孫の笑顔を心から喜べるようにするためにも、 祖父母世代の家計には、ちょっとした計画が必要なのです。

小川 洋平
FP相談ねっと