法改正にもよっても影響を受ける

2025年度に51万円だった在職老齢年金制度の基準額は、2026年度から65万円に変わります。

これにより、支給停止がかかりにくくなる一方、標準報酬月額の上限(現行制度:32等級・65万円)も今後段階的に引き上げられることになります(新しい上限額として2027年9月に33等級・68万円、2028年9月に34等級・71万円、2029年9月に35等級・75万円を新設)。

これらを踏まえて在職支給停止額が計算されるとなると、繰下げ増額分にも影響を与えることになるでしょう。

年金繰下げによって将来の受給額がどれくらい増えるかは、65歳以降の在職の如何や、在職中の給与額によって変わります。

繰下げを検討する際は、増額がいくらになりそうか、条件(給与等や繰下げ開始時期)が変わると増額分がいくら変わるか、事前に確認しておくと良いでしょう。

五十嵐義典
特定社会保険労務士/CFP
株式会社よこはまライフプランニング 代表取締役