ダイエットに取り組むうえで、もっとも大切なのは「正しく続けること」です。ダイエットにおいて、厳しいルールを設けたり、誤った知識を実践したりするのは、失敗する大きな要因となります。そこで今回、肥満解消と脂肪肝・糖尿病改善のための専門外来「スマート外来」の担当医である尾形氏の著書『専門医が教える 肝臓から脂肪を落とす7日間実践レシピ』(KADOKAWA)より、ダイエット時の「糖質」との付き合い方をみていきましょう。
(※写真はイメージです/PIXTA)
ダイエットの糖質制限「糖質ゼロ」はおすすめしない…1食あたりの「主食の目安量」は?【専門医が回答】
食物繊維は2倍に。先に食べる
主食を半分にする代わりに、いつもの2倍に増量したいのが野菜やきのこ類、海藻、こんにゃくです。共通点は“食物繊維が豊富”なこと。主食のご飯、パンなどを減らすと、食物繊維の摂取量も減ってしまいます。しかし血糖値の急上昇を防ぐために、食物繊維の摂取不足は阻止しなくてはなりません。そこで、食物繊維が豊富な食材を十分にとってほしいのです。
ダイエットといっても、食べてもよいものがあれば安心感にもなりますね。野菜をしっかり食べることで食欲にブレーキをかけることができますし、よくかんで食べれば満足感にもつながります。
野菜の1日あたりの摂取量は手で持つと両手いっぱいになる350gが基本です。とくに緑黄色野菜を多めにし、野菜を食事の最初に食べる「ベジファースト」を心がけると、食後に血糖値が急上昇する“血糖値スパイク※”を防ぐことができます。
※ 食後の血糖値が急上昇と急降下を起こす状態で、糖尿病や肥満、脂肪肝の引き金になる。
尾形 哲
長野県佐久市立国保浅間総合病院
外科部長/「スマート外来」担当医