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投資初心者は「NISA」の利用もひとつの手

とはいえ、投資経験がなければ「いったい何から始めればいいんだ」と悩む人も多いと思います。そこでおすすめしたいのが、運用益(売却益、配当・分配金)の20.315%が非課税となるNISA(少額投資非課税制度)です。
2024年からスタートした新NISAでは年間120万円が上限の「つみたて投資枠」と、年間240万円が上限の「成長投資枠」があります。なかでもつみたて投資枠は、投資できる銘柄が金融庁の定める「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」に限られていることから、資産形成初心者におすすめです。
まとめ:資産形成をはじめ懸案が解決できた
後日、Aさん夫妻・Cさん夫妻ともに、「支出を抑えて浮いたお金で資産形成を始めることにした」と連絡がありました。両組とも、NISAを利用するべくNISA口座を開設したそうです。
Aさん夫妻は堅実に、「つみたて投資枠」の債券を中心とした投資信託で運用を開始。Cさん夫妻は「つみたて投資枠」に加えて、車を売ってそのお金で「成長投資枠」でも運用を始める予定だといいます。
人生100年時代、30代はまだまだ時間を味方につけられる年代です。マイホームの購入や子育て、定年後のセカンドライフなど、さまざまなライフイベントが待っています。焦らず慌てず、コツコツ資産形成を進めることが大切です。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。
牧野 寿和
牧野FP事務所合同会社
代表社員