月に1回ペースでクルマを購入し、現在20台以上のクルマを所有している筆者。そんな著者が特にオススメする国産SUVを、今回は「新車乗り出し価格500万円以内」に絞ってみていきましょう。同氏の著書『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より紹介します。
「トヨタ」「ホンダ」「マツダ」好みはあるが…新車価格〈500万円以内〉のオススメ国産SUV3選【クルマ専門YouTuberが厳選】
燃費も出力も向上!「トヨタ カローラクロス」の魅力
実は今買えるクルマの中でもトップクラスにオススメしたいのが、カローラクロスです。
2021年のデビュー当初は、パワートレインもキャリーオーバー(従来のモデルに採用されていたものを流用すること)でナビやメーターにも新しさがなく、特に欲しいとは思っていなかったのですが、2025年5月のビッグマイナーチェンジで大幅に商品力を上げました。
驚いたのは最近のトヨタとしては異例な、外装・内装ともに大幅な変更が行われたこと。 特に外装は顔つきがより精悍になり、灯火類も前後ともフルLEDに刷新されました。内装においても質感が向上し、インテリアイルミネーションまで追加。
これだけでも魅力は大きいのですが、さらにスポーツグレードのGR SPORTが追加になりました。
今回のマイナーチェンジでガソリンモデルは残念ながら廃止となりましたが、1.8Lハイブリッドモデルは継続、さらにGR SPORTには2.0Lのハイブリッドシステムが搭載され、より力強い走りが楽しめます。
カローラクロスのボディサイズは、標準モデルで全長4455㎜×全幅1825㎜×全高1620㎜、GR SPORTモデルは全長4460㎜×全幅1825㎜×全高1600㎜となっています。標準モデルの全長が20㎜短くなったのが特徴で、GR SPORTモデルでは重心を低くするために全高も低く設定されています。 Cセグメントに分類されるサイズですが、全幅も1850㎜以内に収まっていて、日本の都市部で取り回すにも不自由のない大きさです。
そして、トヨタのSUVということでリセールも安定しているので、悩んだらコレを買えば間違いなしと思うほど、2025年にマイナーチェンジされたカローラクロスはオススメです。
特にハイブリッドの上位グレード「Z」のFFなら、オプションてんこ盛りにしてもギリギリ400万円前後に収まるくらいのコスパの高さなので、私が実際に購入したのもこのグレードです。
注意点としては、2025年時点ではすでに人気すぎて来年までの生産枠が埋まってしまい、受注が停止していることです。
購入検討している人は、受注再開したすぐに連絡がもらえるようにセールスマンにお願いしておくと良いでしょう。
新型カローラクロスの中古車は、2025年時点では若干のプレミアム価格になっていますが、納期が長いクルマや受注停止しているクルマは、10万円程度の高値なら中古で購入して時間を買うのもアリだと思います。