「残クレ=悪」ではない…ケースバイケースで有効に活用可能

インターネット上では「残クレはやめたほうがいい」「損をするだけ」といった否定的な意見が目立ちます。たしかに、契約内容を十分に理解しないまま利用してしまうと、思わぬ出費やトラブルに見舞われる可能性もあり、注意が必要な制度であることは間違いありません。

しかし、残クレがすべての人にとって悪かというと、そうではないでしょう。ケースバイケースで、むしろ残クレのメリットを最大限に活かせる人も存在します。

松永さんのように「あと数年だけ新車に乗れればいい」「現金には極力手をつけたくない」といった希望がある人にとっては、残クレは理にかなった選択肢です。

特に、普段から車を丁寧に扱い、走行距離も多くない場合、返却時の追加費用のリスクもほとんどありません。

サービスの特徴を正しく理解し、自分のライフスタイルや将来の見通しに照らして判断すること。それが、賢く残クレを活用するための第一歩といえるでしょう。

辻本 剛士
神戸・辻本FP合同会社
代表