23区の賃貸家賃は“過去最高”更新…神奈川で「注目を集める街」は?

アットホーム株式会社によると、東京23区のマンション平均家賃は30平米以下(単身者向き)が9万8,346円、30~50平米が16万1,906円、50~70平米が23万8,868円と、いずれも過去最高となっています(2025年2月時点)。

こうしたなか、比較的家賃相場の低い近隣都市に住み替えを検討している人もいるのではないでしょうか。

とはいえ、都心へのアクセスやコンビニ・スーパー、病院への近さなど、利便性は捨てがたいもの。では、いま神奈川でもっとも注目を集める街はいったいどこなのでしょうか?

物件情報数1,500万件以上のニフティ不動産が調査を行った「注目の街ランキングベスト100」をもとに、神奈川県内で注目されている街トップ3をランキング形式で紹介します。

※ 関東エリアで賃貸物件を探しているユーザーからの昨年1年間の検索・閲覧数が最も高かった街を集計。今回はそのなかから神奈川県内の街を抜粋し、ランキング化したもの。

第3位:元住吉

元住吉駅 ブレーメン通り商店街(出所:PIXTA)
元住吉駅 ブレーメン通り商店街(出所:PIXTA)

第3位にランクインしたのは「元住吉」。川崎市中原区に位置するこの街は、東急東横線と東急目黒線の2路線が乗り入れています。

地元の住民からは「モトスミ」の愛称で知られ、西口には「ブレーメン通り」、東口には「オズ通り」と名のついた商店街がそれぞれ広がっています。駅前に2つの商店街がある街は珍しく、いわずもがな食事やショッピングには困りません。

サイゼリヤやマクドナルド、吉野家といった定番のチェーン店はもちろん、焼肉にラーメン、焼き鳥、喫茶店など、個人店も充実。スーパーや美容院、郵便局をはじめとした生活インフラもこの商店街に揃っています。引っ越しのときによくある「駅の反対側に住んでいたら便利だったのに……!」というモヤモヤがなく、快適にショッピングを楽しめそうです。

また、ひとたび電車に乗れば、みなとみらい線や副都心線など都心部につながる複数の路線が乗り入れているため、主要エリアまでのアクセスが良好。また、乗り換えなしで横浜駅まで約23分、渋谷駅まで約22分と、通勤・通学だけでなく休日のお出かけもスムーズです。

そして利便性はもちろん、元住吉はその親しみやすい雰囲気も人気の理由のひとつ。駅から徒歩8分のところにある中原平和公園は「かながわの花の名所100選」にも選ばれた桜スポットで、春には約250本の桜が川沿い約2kmにわたって咲き誇ります。

【家賃相場】1K:6.6万円、1LDK:7.6万円、2LDK:15.5万円、3LDK:20.1万円

【掲載物件情報数】1万2,280件

※ 出所:ニフティ不動産