故障が多い、維持費が高い、燃費が悪い……ひと昔前の輸入車にはこうしたネガティブイメージがありました。しかし、近年は故障が少なくなったほか、エンジン性能の向上やハイブリット、EVの普及で燃費問題も改善。そしてなにより、輸入車特有の「値落ち」によるお得感から、実はいま中古の輸入車に対する注目度が高まっているのです。そこで今回、「⾞選びドットコム」がまとめた「中古車市場統計レポート」より、2025年3月に「日本でもっとも売れた中古輸入車」をランキング形式で紹介します。
佐賀平野を舞う気球※写真はイメージです/PIXTA
ベンツ・ゲレンデは4位!BMWでもアウディでもベンツでもない「日本でもっとも売れた外車」の正体【中古輸入車販売ランキング】
第2位は1975年発売の「代名詞」シリーズ
第2位:3シリーズセダン(BMW)
第2位に選ばれたのは、BMWの「3シリーズセダン」。初代であるE21は1975年に発売され、現在は7代目(2019年~)。2022年と2024年には、一部改良モデルが発売されています。3シリーズセダンの特徴は、そのスポーツ性の高さ。BMWの“顔”として、長いあいだ愛されてきました。
BMWも売れ筋はSUVモデルが中心となってきているものの、3シリーズの人気は色褪せません。直列4気筒DOHCガソリンエンジン・直列6気筒DOHCガソリンエンジンを搭載しており、パワーのある走行感です。
さらに、最新の3シリーズセダンには、AI機能も搭載。ドライバーの声を認識し、ハンズフリーでナビや空調を操作することが可能です。
ボディは低重心かつシャープ。存在感を放つ逆L字型のLEDヘッドライトと、曲線を活かした流麗なフロントデザインが特徴的です。カラーも白・黒・グレーといった定番色からメディテラニアン・ブルーやサンセット・オレンジといったパッと目を引くものまで充実しており、自分好みの1台に染め上げることができます。
7代にわたり進化を続けてきたBMW3シリーズは、セダン好きの心をつかんで離しません。
新車価格帯:574万円~972 万円※1
中古車相場:259.5万円~740.1万円※2
※1 出所:価格.com
※2 出所:カーセンサー「年式5年(2021年)以内」「走行距離5万km以内」で抽出(2025年5月2日時点)