日本における旧車熱の上昇はとどまるところを知りません。「若いころは手が出なかった憧れのクルマ」「いまでは考えられないイカしたデザイン」「時代に逆行するパンク精神」旧車にハマる理由はさまざまでしょう。では、旧車好きたちのなかでも特に人気の「名車」とは? 「旧車王」を運営するカレント自動車株式会社が実施したアンケートをもとに、ランキング形式で紹介します。
(※写真はイメージです/PIXTA)
【旧車】日産フェアレディZを抑えた1位は“幻の名車”発売当初238万円→いまは「億単位」で取引も!?…旧車ファンに聞く、いまでも乗りたい〈昭和の名車〉ランキング
第1位:「完全純国産」の“幻の名車”
第1位:トヨタ 2000GT(20票)
旧車ファンに聞いた昭和の名車ランキング、第1位に輝いたのは「トヨタ 2000GT」。1967年5月発売の同車は、ヤマハの協力を得て開発が進められ、トヨタが基本設計、ヤマハがエンジンの高性能化や細部設計を担当しました。
部品1つひとつにいたるまで、そのすべてが「完全純国産」。発売に先駆けて行われた超高速耐久トライアルでは、3つの世界新記録と13の国際新記録を樹立し、それまでの日本車のイメージを大きく変えた1台です。
日本が舞台となった1967年公開のアクション映画『007は二度死ぬ』の作中にも“ボンドカー”として登場し、人気を博しました。
1970年の生産終了まで、販売台数はわずか337台。“幻の名車”として、多くのクルマファンにとって輝き続ける存在です。
発売年月日:1967(昭和42)年5月
発売当時の新車価格:238万円
現在の相場:応談※
※ 出所:カーセンサー
