真冬並みの寒さが身にしみる今日このごろ。そんなとき、人里離れた「秘湯」で心身をゆだねてみるのはいかがでしょうか。温泉大国・日本には、自然豊かな山間部にひっそりと佇み、長い歴史や伝説を背景に人々を癒してきた「秘湯」や「名湯」が点在します。そこで今回は「温泉総選挙2025」の結果をもとに、この冬訪れたい「秘湯・名湯」ランキングTOP3を紹介します。
この冬行きたい「秘湯・名湯」は…
長引いた酷暑から一転、秋はほんの一瞬で姿を消し、朝晩の肌寒さに「温泉」が恋しい季節となりました。せっかくの休日を温泉で過ごすなら、人里離れた場所にある「知る人ぞ知る秘湯」に身をゆだねるのも乙なもの。
そこで今回は、一般社団法人ジャパンデザイン「旅して日本プロジェクト」主催、5省庁後援のもと行われた「温泉総選挙2025」から、「秘湯・名湯」ランキングTOP3を紹介します。
【調査概要】
■主催:旅して日本プロジェクト
■後援:環境省、内閣府、総務省、経済産業省、観光庁(順不同)
■エントリー対象者:全国の温泉地
■エントリー温泉地数:77温泉地
■エントリー部門:絶景部門、美肌部門、秘湯/名湯部門、レジャー/街ぶら部門、湯治ウェルネス部門、歴史/文化部門、健康/スポーツ部門、おもてなし部門
■投票人数:5万0,275人
■投票総数:7万4,314票※
※ WEB投票とリアル投票いずれも、好きな温泉地に最大2回投票可能とした。
■投票期間:2025年8月8日~2025年10月31日
第3位:湯の鶴温泉(熊本県)
(熊本・湯の鶴温泉/PIXTA)
第3位にランクインしたのは、熊本県水俣市にある「湯の鶴温泉」。約700年の歴史を持つ同所は、山間部にひっそりと、5軒の温泉旅館と2軒の講習温泉浴場が立ち並びます。「湯の鶴温泉」という名前は、その昔鶴が傷を癒したという伝説に由来し、古くから湯治場として親しまれてきました。
泉質は高アルカリ性で、濃厚な美容液のような湯ざわり。古い角質や余分な皮脂を取り除き、ゆで卵の殻をむいたようなツルツルのお肌を導いてくれます。
2022年10月には、同じ水俣市にある「湯の児(ゆのこ)温泉」とともに、国民温泉保養地に指定されました。