日本における旧車熱の上昇はとどまるところを知りません。「若いころは手が出なかった憧れのクルマ」「いまでは考えられないイカしたデザイン」「時代に逆行するパンク精神」旧車にハマる理由はさまざまでしょう。では、旧車好きたちのなかでも特に人気の「名車」とは? 「旧車王」を運営するカレント自動車株式会社が実施したアンケートをもとに、ランキング形式で紹介します。
(※写真はイメージです/PIXTA)
【旧車】日産フェアレディZを抑えた1位は“幻の名車”発売当初238万円→いまは「億単位」で取引も!?…旧車ファンに聞く、いまでも乗りたい〈昭和の名車〉ランキング
第2位:いまなお作り続けられる日産の「名車」
第2位:日産 フェアレディZ(15票)
第2位に選ばれたのは、「日産 フェアレディZ」。昭和44(1969)年11月の発売後、現在の7代目(RZ34型)にいたるまで、50年以上生産され続けています。
初代モデルの国内販売台数は8万台以上、世界総販売台数55万台と大ヒットをとばし、「世界でもっとも成功したスポーツカー」といわれる同車。日産を「世界の日産」に押し上げたきっかけとなった1台です。
アメリカで140万円以下、国内で93万円という販売価格は、当時としても破格。国内でも人気が出ましたが、北米でも大ヒットを記録しました。
最上級グレードの240ZGには、空力性能向上を目的に、FRP製の一体型フロントバンパー「Gノーズ」を装着しており、そのスポーティでシャープなデザインが、多くの人を魅了しました。
車名の「フェアレディZ」は、昭和35(1960)年に発表されたオープンカー「フェアレディ」に、アルファベットの最後の文字「Z」を加え、未知の可能性や夢の象徴として名づけられました。
ちなみに「フェアレディ」は「美しいお嬢さん」という意味で、当時の社長がミュージカル『マイ・フェア・レディ』に感銘を受けて命名されたそう。
発売年月日:昭和44(1969)年11月
発売当時の新車価格:93万円
現在の相場:628万円~1,500万円※
※ 出所:グーネット
