歴史と自然の宝庫「滋賀県」…人気のふるさと納税返礼品は?

日本最大の湖である琵琶湖で知られる「滋賀県」。県庁所在地は大津市。豊かな自然に加え、琵琶湖を囲むように古くから交通の要所として栄えてきました。そのため、今でも各所に歴史と文化が息づいています。近江八景で知られる大津には、天台宗の総本山である延暦寺、三井寺、西教寺などの荘厳な寺院が点在しています。県南部の甲賀は、かつて忍者の里があったといわれ、からくり屋敷や水蜘蛛の池、手裏剣道場などで忍者のなりきり体験が可能。陶器の町・信楽では、愛嬌たっぷりの狸の置物に迎えられ、散策や陶芸体験を楽しめます。豊臣秀次の城下町であった近江八幡や、織田信長の拠点であった安土、聖徳太子ゆかりの古代信仰の地である太郎坊宮など、歴史ある町が多く、長い時間をかけて発展してきたことがうかがえます。国宝の彦根城は、三重の天守が美しく、城下町の散策や、内堀を巡る井伊家ゆかりの御好屋形船がおすすめです。

そんな滋賀県のふるさと納税の寄付件数ランキングを第3位から紹介します。

第3位 三重県竜王町(寄付件数:21,798件)

琵琶湖の東岸、鈴鹿山脈の麓に位置する竜王町は、近江牛発祥の地として知られています。きれいな水で育てられた上質な近江牛は、高い評価を得ている人気のブランド牛です。また、源義経が元服した地であるとも伝えられており、元服池や烏帽子掛松などが残っています。ここでは、元服の儀式を体験することができ、成人のお祝いだけでなく、人生の節目を祝う記念として参加する人も多いようです。北西部の鏡山は、その美しい景観から古今集にも数多くの和歌が詠まれています。周辺では、古代に朝鮮半島から伝来した須恵器を焼成した登り窯の跡地が見られます。東部の雪野山周辺は、奈良時代に「蒲生野」と呼ばれており、額田王と大海人皇子が愛を語った歌が有名です。

そんな竜王町のふるさと納税返礼品で人気なのは、やはり名産品の近江牛です。「近江牛 沢井牧場 すきやき・しゃぶしゃぶ用(赤身)」は、上質で甘みのある肉だと評判です。鈴鹿山系の恵まれた水資源でストレスなく育てられた近江牛は、うま味が凝縮されており、豊かな風味ととろけるような食感が特徴です。「近江牛100%ハンバーグ」は、食べ応えがありながらも、ふわふわでジューシーなハンバーグです。塩だけで食べてもおいしい、こだわりの詰まった肉が使用されています。

近江牛※画像はイメージです。実際の返礼品とは異なります
近江牛※画像はイメージです。実際の返礼品とは異なります