日本の“ちょうど真ん中”の兵庫県…人気の返礼品は?

本州のほぼ中央に位置し、日本の標準時を定める子午線(東経135度)が通る兵庫県。県庁所在地は神戸市で、その人口は大阪市に次ぎ、近畿地方で第2位を誇る中心地です。北側は日本海、南側は瀬戸内海に面しており、本州では青森県、山口県とともに2つの海に面する数少ない県でもあります。気候は、ほぼ中央を東西に横切る中国山地を境に、北側が冬に降水量の多い日本海岸気候、南側が乾燥した晴天が続き、降水量の少ない温暖な瀬戸内式気候に分かれます。さらに、南側の地域では、大阪湾に面し都市気候の特徴も持つ南東部と、播磨灘に面し典型的な瀬戸内式気候である南西部、そして太平洋岸気候の特徴も現れる淡路島の3地区に分けられ、こうした多様な自然環境が、豊かな海産物、農作物を育んでいます。特に淡路島は、古くから朝廷にご馳走を献上した「御食国」として、そのブランドが広く知られています。

そんな兵庫県のふるさと納税寄付件数ランキング。まずは第3位からみていきましょう。

第3位 兵庫県加西市(寄付件数:159,874件)

兵庫県の南部、播州平野のほぼ中央に位置する加西市。年間を通じて温暖な気候と広大で肥沃な土壌に恵まれ、水稲や果物などの農産物、またそれらを用いた加工品が特産物です。市内には古法華自然公園やフラワーセンター、五百羅漢、玉丘古墳群などの観光名所も多数あるほか、前身の播州鉄道の開通から100年を迎えた北条鉄道も走っています。1300年前に編纂された播磨国風土記にも登場し、まさに、自然と歴史が融合した魅力的なまちといえるでしょう。

そんな加西市のふるさと納税の返礼品で人気なのが、神戸牛の魅力を存分に味わえる「すき焼き」食べ比べセットです。濃厚で鮮やかなサシの入ったカタロース、赤身があっさりとしたモモ、旨味のある脂身のバラ、それぞれの食感を十分に味わえるこちらの商品は、大変人気があります。

神戸牛のすき焼き※画像はイメージです。実際の返礼品とは異なります
神戸牛のすき焼き※画像はイメージです。実際の返礼品とは異なります