日本の地方自治体を支援するための寄付制度である「ふるさと納税」。楽しみなのはやっぱり返礼品。寄付先の自治体から地域の特産品や名産品の数々をゲットできて、しかも地域貢献までできると一石二鳥。今回は総務省がまとめた「2023年度の市区町村外からの寄付件数」に基づいて「滋賀県」のふるさと納税ランキングを発表。寄付件数の多い順にベスト10を発表します。
※写真はイメージです/PIXTA
ふるさと納税ランキング(滋賀県編)寄付件数TOP10!1位は老舗寝具メーカーの健康枕が人気の「近江八幡市」
第1位 滋賀県近江八幡市(寄付件数:170,495件)
滋賀県の中央部に位置し、琵琶湖東岸に面した近江八幡市。豊臣秀吉の養子、秀次が開いた城下町であり、自由商業都市として発展してきました。秀次の没後天領となった近江八幡から、他国に行商へ出向いた商人たちは「近江商人」と呼ばれ、明治時代以降の日本経済の近代化に大きく貢献しました。八幡堀は、秀次が琵琶湖と繋げてから船が行き交うようになりましたが、昭和30年代には公害の原因となりました。市民運動によって風情ある景観を取り戻した八幡堀は、「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」など時代劇のロケ地にもなっています。春には桜が咲き誇り、観光客にも人気のスポットです。
そんな近江八幡市のふるさと納税返礼品で人気なのは、「西川の『医師がすすめる健康枕』もっと肩楽寝」です。蚊帳や生活用品を扱った近江商人が始まりである、寝具メーカーの西川株式会社の枕です。医学と科学の視点から作られた、快適な眠りをサポートするロングセラー商品で、熟睡できるようになった、いびきが少なくなったと評判です。「近江本にごろ ふなずし」は、琵琶湖の希少種であるニゴロブナを塩漬けにし、古くから伝わる方法でご飯漬けにしたものです。ふなずしは滋賀県の郷土料理で、原材料の品質の高さと発酵期間の丁寧な手入れによって、臭みがなく食べやすいと評判です。
滋賀県近江八幡市多賀町