
子どもを思い通りにするより大切なこと
子どもに無理やり言うことを聞かせようとすると、子どもには逃げ場がありませんから、とりあえず親の言うことを聞き、親の顔色をうかがうようになります。そうなると、子どもの本音や気持ちは聞けなくなります。自分の子どもがなにを考えて、なにを思っているのかを聞けないのは、親としては悲しいことではないですか?
もちろん、子どものすべてを知ることはできないにしても、今のわが子がどんなことに興味を持っていて、どんなことで心を動かすのかを聞きたい。子どもを自分の思いどおりにするより、私にはそのほうがずっと大切だと感じています。
子どもより長く生きている親としては、つい「こうしなさい」「これはやめなさい」と指示をしたくなりますが、一度ぐっとこらえましょう。大事なのは、子どもが自分で判断する習慣をつけることです。
児童精神科医のつぶやき
正しさを押しつけず、「I(アイ)メッセージ」で伝えましょう
精神科医さわ