アンティーク家具がたくさん詰まった素敵なインテリアなど、英国風のおしゃれな部屋づくりは「コツ」さえ押さえれば日本でも可能です。本稿では、イメージコンサルタント・テート小畠利子氏の著書『英国流 「自分に似合う」住まいの作り方:1人の時間も、みんなとの時間も、豊かで楽しい』(大和出版)より一部を抜粋・再編集し、寝室づくりを紹介します。
ちょっとした工夫で「ガラッと」印象が変わる
大掛かりなことをしなくても、小物をアレンジするだけで、寝室がぐっと英国風になります。べッドランナーやベッドスプレッド、卓上ランプなど、あなたもぜひ取り入れてみませんか?
ベッドの差し色…一気にホテルの雰囲気に
ベッドランナー(ベッドスロー)とは、ホテルでもよく見かける、ベッドの足元の位置に帯状に敷く布を指します。
また、羽毛布団や毛布の上に、布製カバーであるベッドスプレッドをかけることで、インテリアに変化をつけることができます([図表5]参照)。「ベッドまわりの素材を取り替えれば、簡単に部屋の雰囲気を一変できる」というメリットもあります。
また、羽毛布団や毛布の上に、布製カバーであるベッドスプレッドをかけることで、インテリアに変化をつけることができます([図表5]参照)。「ベッドまわりの素材を取り替えれば、簡単に部屋の雰囲気を一変できる」というメリットもあります。
卓上ランプ…明るさを調節できるものがベスト
寝室は寝る部屋なので、明かりを調整できるディマー機能のついた照明は便利です。部屋のインテリアに合わせた色やスタイルのランプシェードを選べば、部屋の調和が取れますし、ベッドサイドテーブルに卓上ランプがあると、本を読むときにも便利です。モダンなものからレトロなもの、ティファニーランプからシャンデリアなど、いくらでも自分らしさを楽しめますので、ランプにはこだわってください。
ブラインドとシャッター…カーテンよりもおすすめ
外から室内が見えないよう、また遮光を目的に、以前はどの部屋の窓にもカーテンをかけるのが通例でしたが、最近はブラインドやシャッターを取り付ける家庭が増えています。ローラーブラインド(ロールカーテン・ロールスクリーン)は上部にあるロールパイプが生地を巻き上げるしくみになっていて、ローマンブラインド(ローマンシェード)はカーテン生地をたたみ上げて開閉するタイプです([図表7]参照)。
いずれもカーテンよりも平たく収まるので、部屋の空間を広く保つことができます。
またプランテーションシャッター(ルーバーシャッター)は、木製や木製に似せた素材を使い、羽根板の角度や間隔を調整することで、日差しや風通しを調整できます。窓の左右に開けば窓の全面が見え、上下にわかれたシャッターなら、下部のシャッターを閉じることでプライバシーを守り、上部を開けて部屋に光を入れることができます。日本でも、ロールカーテン・ロールスクリーンやローマンシェードはネットショップでも販売されています。プランテーションシャッターも、値段は高いものもありますが、ネットショップで購入可能です。
テート小畠利子
『トーキングイメージ』代表
イメージコンサルティング・養成