60代以降のライフプランを考えていますか?働きつづけたくとも、仕事の種類は年齢を重ねるにつれて狭まってしまうのはでは…?と考える人もいるかもしれません。本記事では、55歳からの「転職の裏技」について大塚寿氏による著書『会社人生「55歳の壁」突破策』(かや書房)から一部を抜粋・再編集し解説します。

(※写真はイメージです/PIXTA)
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顔見知りのレベル、年賀状のやり取りレベルで十分
なので、有力な取引先や様々なルートの「ツテ」を駆使して希望する人材を探してくるのです。役員、社外取締役、監査役の場合は基本、取引先本体の部長クラスが多いのですが、中には課長クラスでも声をかける場合があります。
要は、採用したい側の社長が取引先から引っ張ってきた人にポストと希望を明示したうえで、「誰か、いい人いませんか?」と訊くわけです。
そうなると不思議なのは、かつての部下でもなく顔見知り程度の人であっても、希望に叶うことを優先して又頼みになったとしても、出身企業から人選してきます。
「ツテ」といっても、濃密な人間関係ではく、顔見知りレベル、年賀状のやり取りレベルで十分というわけです。
銀行から取引先への転籍ではありませんが、「ツテ」経由の大手メーカーから中堅・中小メーカーへの転職は同様にポスト化されている場合と、あくまで人の「ツテ」つながりの両ケースがあるように思います。
大塚 寿
エマメイコーポレーション代表取締役