企業が株主の増加と定着を狙って設定することが多い株主優待。「株主優待」というと、金券や食品が多いイメージですが、なかにはユニークな商品を進呈している企業も。そこで、2月に権利確定する銘柄のうち「体験」や「割引券」など“ユニークな商品・サービス”を設定している企業を厳選して5社ご紹介します。※2025年2月の権利付き最終日は2月26日(水)です。
2月に権利確定する株主優待銘柄…購入は「2月26日(水)」までに!
企業から株主への“プレゼント”ともいえる「株主優待」。投資家としては、一定数の株を所持していれば魅力的なサービスや商品をもらうことができ、企業にとっても株価の安定や株主の増加などメリットがあります。
このように、企業・投資家双方にとって”Win-Win”である株主優待ですが、株主優待や配当金を受け取るためには、権利付き最終日までに株を保有しておく必要があります。2025年2月の権利付き最終日は「2月26日(水)」です。
優待品の詳しい内容は各企業の公式ホームページなどから確認することができるため、気になる銘柄がある場合は早いうちからチェックしておきましょう。
今回は、2月末日に権利確定する銘柄から、思わずわくわくするユニークな優待内容のものを厳選して5つ紹介します。
1.いちご〈2337〉…Jリーグ試合チケット

2025年1月30日時点:355円/売買単位:100/割当基準日:2月末日/8月末日
2000年設立の「いちご」は、不動産流動化のパイオニア企業。太陽光等の発電事業を主力に、ファンド組成・運用やREIT運用なども展開しています。
社名の由来は「一期一会」。「⼈との出会いを⼤切に」という精神を理念に、各ステークホルダーと強固な信頼関係を築くことを⽬指しています。
そんな「いちご」は、全株主を対象に「Jリーグ試合チケット」を抽選で進呈。Jリーグ全クラブ、全試合のチケットが対象となっており、J1、J2、J3それぞれのリーグにつき1試合ずつ応募可能となっています。
◆優待内容
Jリーグ試合チケット(抽選)(全株主)
※原則としてJリーグ全クラブ、全試合のチケットが対象(抽選)
※応募期間中の試合日ごとに、J1、J2、J3それぞれのリーグにつき1試合ずつ応募可
※詳細については、株主・投資主優待特設ページ(www.ichigo-jleague.jp)参照
2.シー・ヴイ・エス・ベイエリア〈2687〉…キャンプ場割引プラン申込券

2025年1月30日時点:570円/売買単位:100/割当基準日:2月末日/8月末日
1981年創業の「シー・ヴイ・エス・ベイエリア」。コンビニエンス・ストア事業を目的に設立された同社は、東京湾岸エリアで他業種展開を行っており、現在はビジネスホテルやコンビニを運営するほか、マンションフロント事業やクリーニング事業の全国展開を行っています。
そんな「シー・ヴイ・エス・ベイエリア」は、2025年3月、千葉県成田市に新感覚のアウトドアホテル「THE FARM SLOW MOUNTAIN NARITA」をオープン。100株以上を保有する株主に対して、「自社運営ホテル宿泊割引券」か「キャンプ場割引プラン申込券」のいずれかを進呈しています。
◆優待内容
(1)自社運営ホテル宿泊割引券
(2)キャンプ場割引プラン申込券(2月)
(1)2,000円分(2月)/1,000円分(8月)、(2)1枚----------(100株以上)
(1)6,000円分(2月)/1,000円分(8月)、(2)1枚----------(200株以上)
(1)6,000円分(2月)/4,000円分(8月)、(2)1枚----------(500株以上)
※(1)2月末日に200株以上保有で、2年以上継続保有(株主名簿において四半期ごとに同一株主番号で9回連続記載)の株主には2,000円分を追加進呈