個人株主向けに企業が行っている株主優待制度は、実は日本独自のものです。日本の“贈答文化”が生んだ制度、なかでも特に人気なのが「食券」や「金券」なのだとか。そこで今回「金券」を優待に設定している企業のなかから、6月末に権利が確定する銘柄を「3社」厳選して紹介します。※2025年6月の権利付き最終日は6月26日(木)です。
6月に権利確定する株主優待銘柄…購入は「6月26日(木)」までに!
企業からの“プレゼント”といえる「株主優待」。6月の株主優待の銘柄数は約140で、6月期・12月期に決算を行う企業が中心。「サーティワン」や「カゴメ」など、CMなどでよく知る有名企業も少なくありません。
株主優待のなかでも、使いやすいことから人気が高いのが「金券」です。そこで今回は、6月末日に権利確定する銘柄のうち、「金券」を優待内容としている企業を3社紹介します。
※2025年6月の権利付き最終日は6月26日(木)です。
1.日本マクドナルドホールディングス〈2702〉…食事優待券
2025年6月16日時点:5,980円/売買単位:100/割当基準日:12月末日/6月末日
いわずとしれた世界的ファストフードチェーンの「日本マクドナルドホールディングス」。1971(昭和46)年設立の同社は、全国に約3,000店舗、世界100ヵ国以上に約40,000店舗を展開。日本の外食産業のリーディングカンパニーとして、年間延べ14億人の顧客が利用しています。
できたての商品を美しくスピーディに提供するために、全世界共通の店舗マネジメントシステムが存在。創業者のレイ・クロックが掲げた理念「QSC&V(Quality:品質、Service:サービス、Cleanliness:清潔さ、Value:価値)」向上のため、独自のノウハウを構築しています。
今年3月に社長兼CEOが交代し、香港出身のトーマス・コウ氏が就任。2010年に米マクドナルドに入社して以降、アジア・太平洋、中東、アフリカ(APMEA)地域の消費者調査を担当するなど、世界のマクドナルドで実績を積んできた人物です。
同社は2期連続で過去最高益となっており、新しいCEOによる展開に注目が集まっています。
そんな日本マクドナルドホールディングスは、100株以上を1年以上継続保有している株主を対象に、国内のマクドナルド全店で利用できる「食事優待券」を進呈。「バーガー類・サイドメニュー・ドリンク」3種類の商品引換券が1枚となったシートが6枚で1冊となっており、500株以上保有する株主には最大5冊進呈されます。
◆優待内容
食事優待券
1冊----------(100株以上)
3冊----------(300株以上)
5冊----------(500株以上)
※ 1冊中に「バーガー類・サイドメニュー・ドリンク」3種類の商品引換券が1枚となったシート6枚
※ 国内のマクドナルド全店で利用可(一部店舗除く)
※ 1年以上継続保有(12月末日および6月末日の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上100株以上保有が記載)の株主が対象