法定通貨の“安全神話”は崩壊
円の価値は15年で「約80%」目減り
円やドルなど、かつては「安全資産」とされていた法定通貨ですが、近年その信用が大きく揺らいでいます。特に日本円は、過去15年間で77.9%もの価値を失いました。これは、15年前に1億円を預金していた場合、実質的な価値は現在2,000万円程度にまで大きく減少しているということです。
法定通貨は無制限に発行できる“紙”であり、インフレや金融危機の影響をもろに受けてしまいます。一方、ゴールドは5,000年以上にわたって価値を保ち続けている無国籍通貨であり、どの時代、どの国においても変わらぬ価値を持ちます。
19世紀末に世界最大の銀行家となり、「金融王」と称えられたJ.P.モルガン氏がかつて語った「貨幣とはゴールドのことであり、他のなにものでもない」という言葉が、まさに現実のものとなっています。
資産形成の「盾」と「剣」両方の役割を果たすゴールド
「ポートフォリオの10%はゴールドで守る」と語ったレイ・ダリオ氏、「ゴールドは通貨の保険である」と語ったジョン・ポールソン氏、「資産の最大50%をゴールドで保有している」と語ったナギーブ・サウィリス氏……世界の著名な投資家たちがこぞってゴールドをポートフォリオの中心に据えているのは、決して偶然ではありません。
彼らは、ゴールドをただの投資対象ではなく、「通貨」そのものとして扱っています。法定通貨が不安定な時代では、ゴールドが資産を守る「盾」として、また資産を育てるための「剣」として、どちらの役割をも果たすのです。
“有事の金”で賢く資産防衛…「ゴールド投資」の極意を知りたい方はコチラ
ゴールド投資に最適な「三位一体」戦略
ゴールド投資というと「インゴット(金塊)」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は「地金型コイン」こそが最適な投資手段です。
特に、地金型金貨、モダンコイン、アンティークコインの「三位一体」でポートフォリオを構成することで、攻めと守りを両立させた投資が可能です。
「地金型金貨」は、価格変動が少なく比較的安定しており、即時換金性に優れ信頼性が高いのが特徴です。他方、モダンコインは、デザイン性や限定発行といった希少価値が価格を押し上げる要因となります。また、アンティークコインは、歴史的価値が高いことから、長期的に安定した成長が見込めます。
金投資で失敗しないための3つの視点
視点①:「金は通貨」という意識の転換
金は、他の資産と比べても特別な存在です。株式や不動産のような「投資商品」ではなく、資産全体の土台(分母)として機能します。
たとえると「お金をケーキだと考えるなら、金はその土台のスポンジ。スポンジがしっかりしていなければ、どんなに美しいデコ レーションも崩れてしまう」という感じでしょうか。
視点②: コインポートフォリオで資産のバランスを整える
守りを固める地金型金貨と、成長を期待するモダンコイン・アンティークコインをバランスよく組み合わせることが重要です。
視点③: 信頼性の高いコインを選ぶ
スラブケース入り(鑑定済み)のコインを選ぶことで、偽造リスクを回避し、資産価値を確実に保つことができます。
未来の資産防衛のために
「金(GOLD)」は、単なる投資商品ではなく、未来の資産を守り、育てる最強の盾であり鋭い剣です。
金の本質を理解し、正しい方法で活用することで、あなたの資産は揺るがないものとなります。 未来の不確実性に備え、「金投資のはじめの一歩」を踏み出してみましょう!
資産を守るのは、準備を怠らないあなた自身です。
小川 竜一
コインパレス 公式アンバサダー
アールトラスト・インベスターズ株式会社 代表取締役