年末年始は実家に帰省したり、離れたところに住んでいる家族に会ったりと家族団らんのひとときを過ごす人も多いのではないでしょうか。一方で、家族と離れて暮らしていると、毎日元気で過ごしているか気になるもの……。特に、高齢の家族がいると、万が一何かあったときにすぐに気づけるサービスがあると安心です。そんな人におすすめしたいのが、「見守り家電」。冷蔵庫やテレビ、エアコン、電球など、日常的に使う家電を使って、離れて暮らす家族を見守ることができるサービスが続々登場しています。そこで今回は、気軽に安否確認ができる見守り家電をご紹介します。
家族が遠方に住んでいても安心…手軽に安否確認できる「見守り家電」テック (※写真はイメージです/PIXTA)

世界初のIoT電球、電気を点けるだけで安否確認や防犯対策が可能に

 

 

スタートアップのハローテクノロジーズが開発した「HelloLight(ハローライト)」は、LEDとSIMが一体化した世界初のIoT電球。LPWA(LowPowerWideArea)に対応しているため、Wi-Fiは不要。電球を交換するだけで利用可能です。電気を点けるだけで、クラウドに通知し、離れた家族に点灯状況を知らせてくれます。

 

点灯検知のほか、一日の間に点灯や消灯の動きがないと、通知が届く期間通知も。リビングやトイレに設置するだけで、離れて暮らす家族の安否確認ができます。また、市販の人感センサーソケットを併用すれば、侵入を検知して自動点灯し、防犯にも効果的。現在までに約4万個の販売実績があり、手軽な見守り家電として注目を浴びています。

 

 

 

点灯しっぱなし、点灯しないなどの情報から、相手の状況を想像することができるHelloLight。ヤマト運輸の「クロネコ見守りサービスハローライト訪問プラン」でも活用されており、ヤマト運輸のスタッフが電球の取り付けを代行。点灯・消灯が24時間検出されなければ、家族の依頼に応じて自宅を訪問してくれるサービスも展開しています。

 

また、2024年9月には、電球の点灯を知らせる専用アプリHelloAppをリリース。従来はメールによる通知でしたが、電球の点灯を音とプッシュ通知で教えてくれるので、ますます便利に活用できそうです。