年末年始は実家に帰省したり、離れたところに住んでいる家族に会ったりと家族団らんのひとときを過ごす人も多いのではないでしょうか。一方で、家族と離れて暮らしていると、毎日元気で過ごしているか気になるもの……。特に、高齢の家族がいると、万が一何かあったときにすぐに気づけるサービスがあると安心です。そんな人におすすめしたいのが、「見守り家電」。冷蔵庫やテレビ、エアコン、電球など、日常的に使う家電を使って、離れて暮らす家族を見守ることができるサービスが続々登場しています。そこで今回は、気軽に安否確認ができる見守り家電をご紹介します。
家族が遠方に住んでいても安心…手軽に安否確認できる「見守り家電」テック (※写真はイメージです/PIXTA)

テレビを活用した見守りサービス、GPSや心拍数アプリとの併用も可能

徳島のIT企業エヌ・エム・エスは、テレビを活用した見守りサービス「みるモニ」を開発。モバイル通信機能(4G/LTE)と各種センサーを内蔵した専用機器をHDMIケーブルでテレビに接続すると、テレビの視聴状況を記録するサービスです。テレビを視聴しない時間帯には、人感センサーで活動状態を検知。オプションを追加すれば、トイレや脱衣所、玄関など、リビング以外の場所にワイヤレスの人感センサーユニットを設置することも可能で、自宅内の様子をまんべんなく知ることができます。

 

このほか、温度と湿度から「暑さ指数」を算出し、危険レベルに達するとテレビ画面で熱中症警告を表示する機能も。緊急時には、緊急ボタンを押すと、スマートフォンアプリを通じて緊急通知が送信されるので、早急な対応ができます。そして、新たに追加されたテレビメッセージ機能では、スマートフォンからテレビに向けて、メッセージやアイコンを送ることも可能。なお、警告やメッセージは、テレビが点いていなくても、自動で電源を入れてメッセージを表示してくれます。

 

なお、みるモニGPSアプリを併用すると、外出・帰宅を検知してスマートフォンに通知。おおまかな現在地をマップ上に表示してくれるため、自宅内外の見守りを一度に行えます。さらに、みるモニ心拍数アプリとの連動で、心拍数の確認も可能です。

 

クラウドに記録された情報を専用アプリでチェックすることで、毎日の安否確認ができるみるモニ。複数のスマートフォンで見守ることができるほか、記録される情報が多岐にわたるため、高品質で手厚い見守りが期待できます。