そして、それ以前に、退職時に夫婦二人分の生活費があれば、パートナーの生活費を保険で残す必要性はそう多くはありません。長い老後のためにお金を増やしたいと考える気持ちはもっともですが、リスクやストレスを抱えて運用する必要が本当にあるのかということを、慎重に考えたほうがよいでしょう。

【外貨建て保険の注意点】

  • 元本確保は外貨ベースでのみ
  • 払出時に円高なら元本割れのリスク
  • 中途解約時は外貨ベースでも元本割れの可能性あり
  • コストがとても割高
  • 保険の機能は限定的

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【投資について】

  • 退職金の運用は慎重に検討し、商品の仕組みやリスクを十分に理解することが重要。
  • 外貨建て保険などの複雑な商品は、為替リスク・金利リスクや高額な手数料などの落とし穴が潜むことを認識する。
  • 銀行員などの説明を鵜呑みにせず、独立したファイナンシャルプランナーなど、第三者の意見を求めることも大切。
  • 保険は本来の役割「予測不可能な事故や損害の補償」に限定して使用し、投資には投資専用の商品を検討する。
  • 投資する場合は、投資専用商品の中から透明性が高く手数料の安い商品を選ぶことが賢明。
  • 人生100年時代の資産運用は重要だが、理解できる範囲のものに留め、投資しないというのも一つの選択肢。