俳優の吉高由里子さんが主演する大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合・午後8時)の第36回「待ち望まれた日」が9月22日(日)に放送され、出演者の撮影現場からのコメントが聞ける「君かたり」が公式サイト内で更新された。今回は、源倫子を演じる黒木華さんのコメントを紹介する。(※読みやすいようにコメントを一部編集・修正しております)
倫子の「何もしてやれなかった」というセリフに込められた意味
――娘・彰子への思い
情けないんですけど、やっぱり倫子ができることってすごく少なくて。それを代わりに、教育だったり、そういうものは、まひろさんや赤染衛門がやってくれているので、セリフにも「何もしてやれなかった」っていうことばがありますけど。
でも、倫子はやっぱり産んだ母として、なんとか安心できる場所であればいいなとは、思っているとは思うんですけどね。
母である前にというか、左大臣(藤原道長)の妻としての行動とかがたくさんあったので、その分では、彰子の幸せを願っているのはもちろんですけど、何かしてあげられることがあったのかとか、してあげられていたのかなという思いはあるのかなと思いました。
『光る君へ』
『光る君へ』は、平安時代中期の貴族社会を舞台に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公。のちの紫式部であるまひろが、藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で「光源氏=光る君」のストーリーを紡いでゆく姿を描く。脚本を手掛けるのは、『セカンドバージン』や『知らなくていいコト』『恋する母たち』などで知られる大石静さんで、今回が2度目の大河ドラマ執筆となる。
THE GOLD 60編集部